第14話 店主の顔がウザイ!

着替えて降りると、昨日飯を食った店だった。

どうやら、店の2階が連込み宿になっているようだ。


「ぐっ!」


熊人の店主がこちらを見て、『昨日はお楽しでしたね。』と言うよな雰囲気をだしながらキメ顔をしていた。


それに答えるかのように、イリアとエリーも親指を立てながら、『やってやりましと。』というような表情をしていた。


「はぁ、もういいや。とりあえず飯食お。」


「お腹減った〜。」


「昨日は沢山しましたもんね!」


おおう、エリー見た目に反して何気にオープン。逆にイリアは、すぐ顔が赤くなる。

というかエリー俺は機能した記憶ないんだが。


「なぁ、2人とも。ん〜。」


なんて言おうかと迷っていると、エリーが俺の欲しっている答えを言ってきた。


「意識は一応ありましたよ。一応。」


「う、うん一応あったわね。」


エリーは堂々と言い、イリアが恥ずかしがるようにしながらそれを肯定した。


「そうかぁ。まあ次は意識がある時にしたいなぁ。」


そんなことをちらっと言ってみると、エリーがすごく嬉しそうな顔をしながらこちらに笑みを向けてきた。


「ええ!次は意識がある時やりましょう!でしたら今日でもいいですよ!」


なんだかエリーが少し怖いんだけど。

イリアに目をくばせ助けを求めると。


「エリー、あるが困ってるからストップ。それに昨日は無断外泊ってことになってるでしょ。だから今日は家に大人しく帰ること。」


「わかりました。」


渋々といった感じでエリーが納得してくれた。

イリア君が俺の女神だったか。

もう乳を比べたりしない。

などとくだらないことを考えていると。


「アル、今邪なこと考えたでしょ。」


「いやごめんごめん。」


「もぅ!女はすぐこういうこと分かるんだからね!」


なんて話していると、そろそろ喉が少し乾いてきたな。

なんて思っていると店主がタイミングを見計らったかのように、朝飯を出してくれた。


「よしっ!一旦飯食うか!」


「ええそうね。いただきまーす。」


「いただきます。」


「食べ終わったらでイリア俺と治癒士協会行こ。」


そうして一旦飯を食べ始めた。

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