君が僕を夢中にさせるのに難しことは一つもない

主人公を狂わせた彼女が恐ろしい。

「彼女は真顔で『頭のおかしな人が好き』と言って、人気のない廊下で僕を振った」
実に変わった子である。
頭のおかしな人とは「想定外とか?」と、抽象的答えを返している。

そもそも、主人公は彼女のどこを好きになったのだろう。
マトモな考えをする主人公から見て、彼女はマトモではないほどに、他の女子とは違う感性や考え方を好きになったのだろう。

生きることは変化の連続。
いろいろな人に出会って影響を受けることも大切。
だからといって、相手に合わせて自分らしさを失ってしまうのは本末転倒だ。
最後、驚愕の展開を見せて終わる。
彼女はなんと答えたのだろう。