もう寂しくないから、さよならの数だけ、強く生きる

別れは悲しいけれど、思い出はいつまでも残る。素敵な作品。

春を巧みに使っているところが、本作の良さ。

彼女は春に事故で死んでしまった。
春は季節の変わり目で、寒い季節でもあるから、主人公の心は常に寒かった。
でも、写真は初受賞し、風景写真家としてようやく大成していく。
暖かな春が訪れたのだ。
しかも授賞式は春に行われている。
彼女の思い出のおかげで、楽しみな季節になったのだ。