さよならで閉じられる、その哀しみをわかり合うために心を込めて

初音ミクやAIが登場した今の時代を反映しているのだろう。
便利な道具も、結局は使う人間次第だと教えてくれている。

書き出しの情景描写がよくかけている。
キッチンで料理をしている様子が楽しそう。
ヴィヴィの料理なのだけれども、もっと煮詰めないといけないのだと思う。
半日か、圧力鍋を使えば、おいしいスープになるかもしれない。

ヴィヴィが絵描き歌で爆弾の設計図を書けるかどうか。
料理歌を作ってもらったとき、まずい料理ができたのだ。
長い指示文では、指示の内容の一部を忘れてヘンテコな歌になる。
つまり、正確性に欠けるはず。
爆発はしたけど、爆発の規模や時間などは、犯人が思っていたとおりではなかったのかもしれない。

一番恋していたのは、きっと主人公だろう。
 だから事件後、ダウングレードしたヴィヴィに【お別れの曲を作ってよ】とお願いし、恋したヴィヴィが最後に作ってくれたまずいスープをあえて口にするのだ。