恋の潜熱

箱入りのエミリーの人生を、ローズとの出会いが変えたっていうのが、すごく伝わってくるラストでした。〇〇百合という表現をで表すなら、こちらの作品は恋の病気百合。

世界恐慌前のアメリカの感じが、作品の邪魔にならない程度に、過不足なく伝わってくるところや、ちらっと出てくる比喩にも、作者の博識ぶりがかいま見えます。