第35話 ナナ様 エリー視点
「確かにナナさんはこのギルドによく通っていますが何処にいるか分かりません」
誰だろう。この人たちはナナさんを探しているらしいけど怪しいな。
「エリー!」
「アレス。どうしたの」
アレスが来てくれた。助かった。少し楽になった。
「騎士さんたちは何をしているの?」
とアレスは騎士の人たちに聞いた。
「少し待ってい……君の左目は神眼か?」
急に騎士の人はアレスに左目が神眼かどうかを聞き返した。騎士の人はアレスの腕を掴んだ。
「少し私たちに付いてきてくれないか?」
「え…」
アレスは呆然とした。当たり前だ。私も驚いてる。
「あなたたちは何をしているの?」
その声がした方を向くとナナさんがいた。すると騎士の人たちはナナさんに向かってひざまずく。
「ナナ様。サファイア家に戻ってきて下さい。今、サファイア家で困ったことが起こっております」
サ、サファイア家!この国の貴族の内の1つじゃない。アレスの顔を見ると驚いた顔をしている。
「分かったわ。帰れば良いのでしょう」
「ナナ様。そこにいる神眼の少年も来て欲しいのですがよろしいですか?」
「なぜ?」
「今回の困ったことは神眼が関係しているかもしれません」
「神眼が」
アレスも付いていくの。だったら
「すいません。アレスを連れていくなら私も連れて行って下さい」
こうしてナナさんの実家であるサファイア家にナナさん、アレス、私の3人で行くことになった。
アレス「僕は1言も行くと言ってないんだけど」
神眼が見る人生記 山田山男 @jgpamgtmd
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