神眼の妹編

第34話 アイシャと接触してくれ

僕は再び夢を見ている。周りには謎の白い空間が広がっている。以前と違い体は動かそうと思えば動く。


すると目の前に白い服を着た女性が現れた。


この人は何者なんだ


僕は声を出して何者なのかを聞こうとした。だが声が出ない。全く。


僕が声が出ず、困惑していると女性が話しかけてきた。


「君に伝えたいことがあるんだ。今の君では私と長時間の会話をしてしまったら死んでしまうから率直に言うよ。アイシャと接触してくれ」


その言葉を言うと女性は姿を消した。


そして僕は夢から覚める。


「何なんだ。あの夢は」


夢のことはよく分からないが気にしたって仕方ないか。仕事に行こう。


カザオカ村魔獣掃討作戦が終わって1ヶ月が経過した。僕らの生活はココロギ村での日常に戻りつつある。


僕が冒険者ギルドに到着し入ると、カウンターの方でギルドの職員であるエリーと鎧を身に着けた騎士の人たちが話している。


「このギルドにナナ様が通っていると聞いた。ナナ様は何処にいる?」



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