芥川賞な雰囲気

日常のリアルさについては、芥川賞の作品ぽいなあと感じました。

「虫も殺さない」は、「今まで家族にやってもらっていたのかも」という発想が独創的で心に刺さりました。

ラスト、これから良くなっていく、という安易な終わりではなく、「良くしていこう」になるのがとても人間らしく、好きです。デバッグ。修正。理知的な雰囲気が穏やかに読ませてくれます。

他にも類似のジャンルがあれば読んでみたいと思いました。