File.136 魁兄③

魁兄のお父さんとお母さんに会ったのは、小学生の頃だった…当時、いじめられていて小学校から帰る時も、魁兄と一緒に帰っていたのだ。帰り道に石を投げつけられる事もあったな…


石を投げつけられるってことを魁兄に相談したら、どんなに時間がなくても俺とよく一緒に居てくれるようになった…そして、魁兄と一緒に過ごす時間が多くなってからは、魁兄の両親とも何かと話すようになった。そこから俺と魁兄の両親はよく話すようになったのだ。


いじめられていることを魁兄の両親に話してみると、俺のことを良くしてくれたのだ…魁兄と一緒に家に行くと、いつも俺に沢山のお菓子をくれたりして本当に嬉しかった…だから、病気になったと聞いて本当に心配した…


そして、約束の2週間が経過した…


「魁兄!!2週間が経過したんだけど、今日行ける?」


「今日の昼に行くから準備をしておいてね?一応車で行くつもりだから、基本的には服とかだけで大丈夫だから、安心して?」


「服とかだけで大丈夫なんだ…あっちに泊まるって解釈なんだけど大丈夫?」


「もちろん!!せっかくの再会なんだから、一日会うだけじゃ悲しいじゃん。俺だって一日会うだけなのは悲しいよ…それに、いつもは全然会えないからね…」


「魁兄はずっと仕事をしているから、あえてないって言っていたもんね…魁兄はお父さんとお母さんにあってどうするの?」


「そうだな〜基本的にはお父さんの事を介助するかな…一応手術も終わって、家に帰ってきているという話だったから、母さんと一緒に色んなことを手伝うかな。」


「おれも何かしらできることがあれば言ってね?魁兄だけじゃ出来ないこともあるだろうから、教えてね?」


「わかったよ。それじゃあ準備をしておいてね?」


俺は準備をして魁兄の出発の合図を待った…そして魁兄の合図で車に入り、出発した…






そして、俺は久しぶりに魁兄の両親と会うことが出来た…


「久しぶりです!!おばさん!!」


「久しぶり!!成長したんだね!!」


「そりゃ成長しましたよ!!なにせ最後にあったのは、小学生の時でしたからね!!」


「そういえば会ったのは、小学生の時が最期だったのか…懐かしいね〜いじめられたってないていたあの頃は…私達に泣きついてきて、魁ちゃんの昔を思い出すわ〜」


「母さん!!昔のことを思い出さなくて良いから!!」


「魁ちゃんの昔を思い出すことの何が悪いの?別に良いじゃない…とりあえず久しぶりにあったんだし、楽しんでいきな?まぁこんな何もないところで良ければだけど…」


「いえいえ…懐かしいですよ。それとお父さんはどうなっていますか?」


「お父さんは今自分の部屋で寝ているわよ。ただ、少し気分が悪いみたいだからそっとしておいてあげて」


「分かりました。今日は魁兄の車で時間をかけて来ましたから、疲れてれるので俺も寝ていいですか?」


「もちろん良いわよ!!ここの部屋を使ってちょうだいね?」


今日はつかれたな…明日は魁兄のお父さんと話せたら良いな…






今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


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