File.135 魁兄②
「お酒はまだ飲めないよ…さっきも言ったけど、大きな仕事があるから、それを成功させるためにも今頑張らなくちゃいけないから…」
「でもさ、最近魁兄凄い頑張ってるんだし、1杯位どう?多分飲んでも問題はないはずだよ」
「…確かにいっぱいくらいなら影響はないかもな。よし一杯だけだけど飲むとするか!!」
魁兄は何処からかお酒を持ってきて、テーブルの上においた…そして、棚からコップを持ってきて、お酒を中についだ…
「魁兄はどんなお酒を飲んでるの?キツイやつ?」
「どうだろうな〜でもこの酒をキツイ酒と思ったことはないかな」
「へぇ〜昔から好きなやつだったりする?」
「そうだな。社会人になってからはお友達と言っても過言じゃないくらいに飲んできたな…お酒は良いんだけど、たくさん飲むのは俺はできないんだよな…俺の父さんや母さんはよく酒飲んでるんだけど、俺は出来ないんだ。だから、父さんと母さんと一緒に飲んだりする時は先に俺が酔い潰れるってわけさ」
「魁兄のお父さんと、お母さんはどういう感じの人なの?俺今まであったことないし、今度あってみたいな」
「俺の父さんと母さんはね〜ふたりとも美人なんだよ…だから、俺は子供の頃は両親に学校に来てほしくないなんて駄々をこねたことがあったらしいよ」
「魁兄にもそんな一面があったなんて…それで?お母さんはどんな感じの人なの?」
「そうだな…簡単に言えば、優しいけど間違ったことをすればたとえ子供にでも思いっきり注意するような人だから、いい人だったのは間違いないね。」
「へぇ〜魁兄は何か悪いことしたんだ」
「そんなに悪いことをした覚えはないはずなんだけどな…まぁいいか。それで父さんは…まぁ厳しかったな…勉強をしろって毎日うるさかったけど、将来のこととかを強制してくるわけじゃないし、俺に暴力を振るってくるわけでもないからね…全ては俺のためだったんじゃないかな?」
「お父さんとはどうなの?最近は話たりするの?」
「電話で何回か話したりはするな…でも、この前病気が見つかったとかなんとかで入院することになったとは聞いたかな…」
「それって大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。心配するほどの病気じゃないみたいだし、俺らは自分の仕事をしっかりやっていれば大丈夫さ。それに父さんは、病気で死ぬような人じゃないからね…え〜っと、俺の父さんや母さんと会いたいなら、今度一緒に会いに行くかい?」
「良いの?迷惑になったりしない?」
「迷惑になることなんてないさ。翔太が赤の他人ならともかく、昔から一緒に過ごしてきたんだから…だから、父さんや母さんも知ってるし安心してくれ」
「わかった。それじゃあ、いつでも行けるように予定を調整しておくよ!!大体いつくらいに行けるの?」
「う〜ん…多分後2週間後くらいかな。俺の仕事もそれくらいになれば、落ち着けそうだしそこで行くとしよう!!」
「楽しみだな〜魁兄のお父さんとお母さんなんて、数年あってないからな〜覚えててくれてるかな?」
「どうだろう…名前は覚えてるかも知れないけど、もしかしたら姿を見せただけじゃ気づいてもらえないかもね?」
「確かに…あの時は小学生だったからな〜覚えていたとしても、子供の時の俺を重ねて見るかも?」
「俺だって最初は小学生の時の翔太のことを、今の翔太に重ねてたぞ?なんか凄い大きくなったな〜って感じたよ。実際身長も伸びてるもんね?」
「そりゃあ伸びるでしょ。数年経ってるんだから…」
二週間後には魁兄のお父さんとお母さんに会えるのか〜久しぶりに会えるから楽しみだ!!
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