File.131 謝罪②

「あのさ?今では冤罪と判明したとは言え、君たちが俺に対してどんな事をしてきたのか忘れたわけじゃないよね?俺に対してやってきた数々の出来事は、警察に訴えてしまえば君たち全員を逮捕することだってできるかも知れない…君たちが今までしてきたことは暴言以外にも色々なことをしたよね?例えば、器物損壊…俺のノートをカッターでずたずたに切り裂いてくれて本当にムカついたよ。」


「あのときのことは本当に悪かった…やって良いことと悪いことの区別をつけるべきだった…」


「やって良いことと悪いことの区別をつけるって何甘いこと言ってるの?そんなんで許されるわけ無いじゃん。しっかり俺に謝罪しなよ」


「…あの時は冤罪だと知らなかったのに、犯罪をしたと決めつけて心無い言葉を放ってすまなかった…」


「すまなかったじゃなくて、すみませんでしたでしょ?俺が言えることじゃないけど、社会に出たら通用しないんじゃない?」


「…」


「それとさ、冤罪だと知らなかったって所はいらなくない?それはあくまで君の主観であって、事実とは異なるだろ?君が俺にしてきたことを考えれば、俺にこの学校を去ってほしくてやったようなものじゃないか」


「…」


「黙っててもいいけどさ、もう少し考えてから行動すればよかったんじゃないのか?君がもっと上手く立ち回っていたら、謝らなくてすんだろうし何より、俺がここにまだ残っていただろうな?でもその可能性を潰したのは君たちなんだよ…分かるかな?」


「軽率な行動をしたのは悪いと思っている…でも、あの時お前のクラスでも同じような状況だっただろう!!俺等だけこんなふうに言われるのは気に食わない!!」


「…あのさ、それは俺が決めることであって、君は関係ないんだよ。俺がクラスの人達の事を恨んでいるなら別だけどさ〜」


「…」


「もし君たちが勝手に行動してクラスの人達を勝手に変なことをしようとしたら、何かしらの手段を用いて制裁するから止めてね?」


「それは分かってる…でも俺らにだけ謝罪をさせるのは違うだろ?アイツラだってお前に酷いことをさんざんしてきたの知ってるんだぞ!!謝ることに関しては別に構わないんだけど、俺らだけ謝るのは違くないか?等しく謝罪させるべきだろ!!」


「だからさっきも言ったけど、それに関しては俺が自分でやるから君たちは関係ないんだって…言ってることが分かってないのかな?」


「っく…」


「それよりも練習を再開したほうが良いんじゃない?そんなにゲームや漫画をしたいんだったらんだったら別だけど…仮にも野球部だったら休憩中くらい水飲むだけとかにしとけよ…何ゲームやってんの?わけがわからないわ…」


「お前ら…練習を再開するぞ…」


そう言って彼らは野球の練習を再開しだした…俺や教頭が練習をしろといったけど、意味があるのだろうか…












今日も見てくれてありがとうございます!!


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