File.125 野球部員

さて…最期に元野球部の人達にでも会いに行くか?というか、今会いに行くのは間違いだな…高校の校長と教頭を締めた時にそのまま会いに行けばよかった…


時間を無駄にしてしまったことを後悔したが、あのタイミングで思い出せなかったのはしょうがないと割り切ろう…


流石に夜中には誰も居ないだろうから、明日の朝に行こう…さて…あいつらは俺の事をどう思ってるのかな?まだ恨んでたら面白いんだけどな〜




翌日、俺はいつもよりも早く目を覚ますことが出来た。主人格と約束した時間を考えると今日でほとんど終わりだろうな…明日は何かを買ってくる時間にしよう。というか、どうすればあれを克服できるのかさっぱりだな…主人格も影響を受けているのなら気づくと思うが…


あの妹が居るであろうマンションに行くことができなくなる症状は、どういった原因で起きているのかさっぱり分からない…だが、解消しない限り妹と話すことすら出来ないのだ。


もっとも、主人格が道を歩いている時に偶然会ってしまったら不味いことになるだろうけど…どうすれば良いのかな…だって、妹のことが粘性の化け物に見えるんだろ?流石におかしいと思うんだよな…



幻覚とかで人の形が一部崩れるとかなら、まだありえなくもないけどさ…流石に妹がスライムに見えるのはなにかの病気なんじゃないか?それとも他になにか原因があるのかな?


考えたらきりがないし…本当にこれからどうするべきか悩むな…


今回の件で主人格がどんな影響を受けるのかは正直わからないけど、不味いケースとしては暴力性が高くなるかも知れないということだ…いいケースとしては自信がついて多少の心の傷は問題なくなる可能性があるかもしれないということだ。


主人格が負っている傷は深い…あの事件から数週間経過しているが、未だ治る気配はしないし何ならときさえある…


どうして悪化しているのかはわからないけど、なにか悩んでいることがあるなら記憶などを共有している俺等にも分かるのに…


俺が今回行った事がいい影響につながれば良いのだが…というか主人格は今何をやっているんだろう?


俺はバスなどを使って再びあの高校に向かった…




「はぁ…相変わらず練習が軽い…他の野球部ならもっとキツイだろうに…」


野球部が練習をしていたのをみてそう思ってしまった…運動をしていない人からすれば十分キツイものだったりしても、しっかりと運動をしている人にとっては、あまり苦ではないだろうメニューだけをこなしているから、ここの野球部は成長することが出来ないんだろうな…


この高校の野球部が成長できない原因としては、酷い練習の管理体制にくわえ顧問を含めた野球部に関わりがある教員が普段は部活に顔を出さないのに、大会とかになると、命令ばっかり下してくるところだ…


特に顧問の問題は酷く、俺が野球部に入ってから顧問が来たのは半分にも満たないんじゃないかと思っている…


こういう部活は基本的に顧問とかが常に一人はいるものなんじゃないのかな?特に暑い中外で走ったりする野球部は倒れたら大変だ…だから、顧問じゃなくても先生が見ていたりするのが普通だと思うんだけど、この学校はやっぱり違うみたいだ…そしてその事を何度も注意してきたのにまだ変わらないなんて…


一度このことについて校長と教頭に直談判したことがあるが、まともに取り合ってくれなかった…もし熱中症になったとしても生徒のことは放っておくという判断なのだろうか?もしそうなら…これも報告しなくちゃいけないかも?











…この学校は頭が馬鹿な奴らが多くて面白い…主人格を含めた真面目組が少ないからなのかもな?


こんな環境に居たら真面目なやつも不真面目になるだろうな〜普通はこういうのを校長を筆頭にした教員が改善していかなくちゃいけないんじゃないのかな?


まぁ俺の今回の目標は野球部の元部員たちに会うことだ…もっともまだ部活に居る可能性もあるけどね?







今日も見てくれてありがとうございます!!


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