File.122 懺悔
「俺ってずっと前から思ってたことがあるんですよ…なんだかわかりますか?」
「分からないけど…」
「校長先生と教頭先生も体感した通り、信賞必罰がこの世界には絶対に必要なんですよ。だって、悪いことをしても罰が与えられないのはこの世界が狂ってるとしか思えませんから…」
「権力を使えばもみ消すことさえ可能なのが、今の日本なのだよ!!金と権力と上の者からの信頼が少しでもあれば、大きな過ちでなければ笑ってもみ消してくれるんだ!!素晴らしいとは思わんかね!!」
「校長…いつ喋っていいって言ったっけ?貴方はすでに校長からの座を降りることが確定しているようなものですし、今のうちに犯罪の証拠でも消していけば良いんじゃないですか?あの部屋においてある証拠をどうにかしてシュレッターにでもかけて、お得意の証拠隠滅をしないんですか?」
「っく…後悔するなよ!!」
まったく…何を後悔するのやら…そもそも証拠を今更消したところで無駄だということにすら気づかないなんて…やっぱりこの学校はダメなんだな〜
「さて…先生この教室だったら生徒に見られること無く謝罪することが出来ますよ?さぁ…誠意ある謝罪をお願いしますよ?」
「…イジメをなかったことにしようとして申し訳有りませんでした…今後二度と同じ事案を発生させないようにします。」
「あのさ、そういうこと言ってるやつに限って簡単に同じことを言うから止めてくれないかな?『二度としない』とか、『再発防止に取り組む』みたいなのって信用ならないんだよね〜」
「…」
「でさぁ…先生の謝罪を聞いてて思ったことがあるんだけどさ、イジメをなかった事にしようとしてはなかったじゃん?あんたは子供がイジメをしたりされたりしているのを、ただ傍観していた人間だ!!そこを履き違えてんじゃねぇよ」
「はい…あの時は傍観しててすみませんでした」
「先生は比較的、校長や教頭に比べるとマシなんですね…これは忠告ですが、なるべく早く他の学校に行ったほうが良いですよ?このままだと職を失う可能性があるかも知れませんし…」
「どうして?」
「はぁ…先生は何も分かってないんですね?俺は校長と教頭がやってきたことの証拠を大量に持っている…このことから俺が何をするのかわからないのか?」
「…」
「分かってないんですか?それなら分かるように説明してあげますよ…これからアイツラのことをまとめて教育委員会に証拠ごと送ってやるんですよ!!後はPTAにもちくってあげよう。そしたらどうなるか分かるよね?」
「PTAにこの事が知られたら本当に大変なことになる…もしかするとマスコミが来たりすることだってあるのかも知れない…それは本当に困るわ…」
「先生は素直に謝罪をしてくれましたから、そのお返しです。正直校長や教頭のように渋ると思ってましたから、びっくりしました」
「そうですか…」
こうして俺の学校関係者への追求は終わった…
しかしまだ俺が追求しないといけない場所はたくさんあるのだ…約束の日時に間に合わせなければいけないから気をつけないといけないな…
そこだけ注意しておけば最悪はなんとかなるだろう…主人格の機嫌を損ねると何をするかわからないから、時間が無いようだったらまた相談して借りるとしよう…
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新規小説は結構いい感じです!!ぜひ読んでくださいね!!
上記三作品はどれも多少は結果を残していますから、楽しんで読んでいただけると思います!!
一番下の作品が最新作ですのでぜひ読んでください!!
深夜もよろしくお願いします!!
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