File.119 謝罪?④
「まだ話があるとはどういうことだね!!我々に求めているのは一体何なんだ!!顔写真については、我々の不手際があったのかも知れないがそれ以外で君に何かをした覚えはないぞ!!」
「何をとぼけてんだ!!」
俺は校長と教頭を見つめながら怒鳴った…数年前のこととはいえ忘れたとは言わせないぞ?主人格がどれだけ苦しんだのかを知ってもらわないといけないからな…
「とぼけるも何も、何をしてほしいのか言ってもらわないとわからない!!君は我々にどうしてほしいんだ!!」
「俺があんたらに望むのは、校長と教頭の座を降りてもらうこと…それと、俺に対して誠心誠意謝ってもらうことだ。それと俺の元担任は何処に居る?」
「元担任だと?」
「そうだよ!!俺がいじめられてたのを無視して、ずっと問題を放置していた担任だよ!!」
そう言うと校長と教頭は顔を見合わせて悩み始めた…まるで動言い訳をするべきかと考えているようだった。
「何処に居るのか把握していないわけがないよな?だって、仮にも校長と教頭なんだろ?教員が今何処でなんの授業をしているかくらいは把握しているはずだよな?」
「分かっている!!え〜っと…」
そこから5分ほどかけて校長が何かを探し、見つけたものを読み上げていた。
「で?何処に居るのかわかったか?こんだけ時間をかけたんだから、さぞかし正しい情報なんだろうな?」
「情報の正確さは私が保証しよう。先程の先生だが、今は1−3を担当している。そして現在は教室にいるはずだ。」
「はずってなんだよ?把握していないのか?」
「違う!!トイレに行ったりしている可能性があるというだけだ!!確か今の授業は工作をしているはずだから、時間を取ってくれるはずだ。」
「そうですか。ご協力感謝しますね?校長先生と教頭先生?」
「感謝しているならさっさとどっかに行ってくれ!!」
「何を勘違いしているのかは知りませんけど、俺はかつての担任の居場所を教えてくれたことには感謝していると言うだけです。まだまだ終わってませんよ?」
「どうして!!我々が君に何をしたと言うんだ!!」
「お前らはずっとこの学校で起きてたイジメをなかったことにしてきただろ?知らないとでも思っているのか?」
「証拠は何処にある!!証拠は!!」
「証拠ならたくさんあるだろうよ!!さっき持ってきてくれたこの資料の中からな!!」
この中にはイジメに関するアンケートがあるはずだ。それを探せば…
「上から順に探したからこれは比較的最近だな?これは昨年のことじゃないか!!」
「…」
「なになに…『ぼくのことをたたいてくる人がいます。たすけてください』だってよ?今も在学してるんじゃないか?こういう対応ってどうなってるのか1から説明してくれないかな?」
これを書いたのは小学1年生みたいだ。今は2年生のようだが、イジメをされるなんて可愛そうに…今日の内にイジメの現場を見たら助けてあげよう
「…」
「どうして黙ってんだよ!!これを書いたのは小学一年生の小さい子供だぞ!!お前ら大人が対処しないでどうするんだ!!」
「…」
「いいかげんにしろよ?黙ってないで対策を考えてみろよ!!お前はこんな馬鹿なことをやってるけど校長なんだろ?この学校のトップなんだから、この小学校で発生してる問題くらい全部対処してみせろよ!!」
「…」
「お前は昔から変わらないつもりでいるのか?俺がここに居た間もずっとイジメはあったし、俺の前の代の人でだっていじめられていた人を見たことがあるよ!!先生の眼の前で泥をわざとかけたり、いろんな盗んだものをそのこの机の中に入れたりとかな!!後は無視を入れていたやつも見たことがある!!お前らはこの状況を変えなくちゃいけないことを理解していないのか?」
俺は思わずカッとなって詰め寄ってしまった…だが、こいつらトップが変わらなければこの学校は長くは続かないだろう…ここに通う子どもたちのためにも俺が校長と教頭を変えさせてみせる!!
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新規小説は結構いい感じです!!ぜひ読んでくださいね!!
上記三作品はどれも多少は結果を残していますから、楽しんで読んでいただけると思います!!
一番下の作品が最新作ですのでぜひ読んでください!!
昼に投稿できなくてすみませんでした!!
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