File.118 謝罪?③

「校長先生と教頭先生は知っていますか?俺が今どうしてここに来ているのかを」


「知るわけがないだろう!!君がどうしてこの学校に来ているのかさえさっぱりわからない!!」


「こんな事をしておいて、よくそんな事を言えるな?何俺の顔写真を勝手に使ってるんだよ!!連絡くらいよこすのが普通じゃないか?俺がこういうものを把握してないとでも思ってたか?」


「なぜそれを持っているのだ!!その新聞はまだこの学校にいる生徒にしか配布してないんだぞ!!」


「それについて言及するよりも先に、俺の質問にお答えしていただけませんか?どうして俺の顔写真を勝手に使っているのですか?」


「君がこの学校に居た時に契約をしただろう!!」


「一体どんな契約ですか?詳細を教えていただけますよね?こういうものを作る段階でそういう書類も全てまとめてると思いますし、4年か、5年前くらいなんですから探せばすぐに出てきますよね?」


「教頭…ちょっと探してきてくれないか?」


「分かりました…」


「教頭が探すのはダメです。信用に値しません」


「じゃあどうしろというんんだ!!それでは誰も書類を持ってくることは出来ないんだぞ!!」


「部屋の前でに、持ってきてもらえばいいんじゃないですか?さっきから話している最中に、ドアにぶつかっているのか知らないですけどガタガタぶつかるのやめてほしいんですけど…」


「!!君たち一体何をしているんだ」


「校長になにかあっては不味いと思い、変なことがあったらすぐにでも突入して取り押さえるために待機していました!!」


「誰がそんな事をしろと頼んだ!!」


「校長はこの学校にとって重要ですから…何かあってからでは遅いんですよ!!」


「そうか…」


校長がドアを開けた後、ドアの前に立っていた男の教師と話しているみたいだ。男の教師のことは知らないから、おそらく俺がこの学校を卒業してからここの学校に来たんだろう…


校長を心配してる時点で、この環境に毒されているんだろう…見た感じ知的な感じもするし、この学校じゃなくて他の学校だったらもっと活躍できていたんじゃないか?という印象を受けた…


彼だったら教師じゃなくても活躍できたんじゃないか?そう感じざるを得なかった…


「貴方は誰ですか?とりあえず、貴方の名前を教えてもらいたいのですが…」


「私の名前ですか?私の名前は村雨綺羅です。ですがこんな事を聞いて何になるんですか?できれば教えていただけますと嬉しいんですが…」


「教える必要ありますかね?自己紹介みたいなもんですよ。俺の名前も教えましょうか?」


「いえ…以前、テレビで見たことがあるので知っています。」


「それは痴漢のやつですよね?」


「そうですね…」


「あの事件は本当に酷いものでしたよ。冤罪と判明したから良かったものの、冤罪だと証明することが出来なかったら本当にまずかったですね…」


「…」


「あっ、同情を求めているわけではないので安心してください。先生に一つお願いしてもいいですか?」


「何でしょうか?どんな事をすれば良いんですか?」


「俺に関係する資料みたいのってありますかね?ある場合は、全て持ってきてくれると助かるんですけど…」


「分かりました。すべて持ってきて良いんですね?そうなると相当数の資料を持ってくることになると思うので少し時間がかかりますけど…」


「大丈夫ですよ。はっきりさせたいので、少し時間がかかることは妥協します。」


「そうですか…それでは持ってくるので待っていてください。」


「ありがとうございます…それじゃあ校長先生?教頭先生?話はまだ終わっていないので話し合いを再開しましょう。」




校長と教頭は渋々といった感じでソファーに再び腰を下ろした…






今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


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昼に投稿できなくてすみませんでした!!



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