File.116 謝罪?

俺がソファーに座って待っていると、この部屋の扉が開いた…そしてなにか言いたげな表情をしてこちらに向かって歩いてきた。


「校長先生と教頭先生についてなんですけど…」


「どうかしたんですか?何か不都合でもありましたかね?」


「いえ!!そういうわけではなく…」


「なにか問題が発生したというわけではないのなら理由を説明していただけますよね?」


「もちろんです!!校長と教頭についてなんですけど、職員室に居るようなのでお客さんが来ているということで呼んで来ましたのでもう少し待っててください。」


「分かりました。それじゃあ先生はここまででも大丈夫ですよ?ここからは俺と校長や教頭との話なので、先生を巻き込むわけには行きません。」


「大丈夫です。私もこの学校で今後どの用に立ち回るべきか、今回の件で判断させてもらおうと思ってます。もし校長や教頭が酷い態度で居るようだったらこの学校を去る決断をしないといけないかも知れないですけど…」


「分かりました。それならもう一つ隣の部屋に居たほうが良いですよ?これを使ってください。そうすればあの校長と教頭の本性が分かると思いますよ?」


「これは…モニターですか?」


「そうです…それを使って隣の部屋から見ることが出来ます。」


「でもそんなことしてバレませんか?バレたら変に追求されませんか?」


「追求されることは有りませんよ…だって俺の事を追求したところで彼らには罪があります。その罪を俺が告発するだけで彼らは今の座をおりなくてはいけなくなりますからね…」


「そんな事をしていたんですか…校長と教頭は…」


「そうですよ?貴方が知らないだけで、ここの校長と教頭は証拠を集めて告発する勇気さえあれば誰でも、こいつらが居座っている座を下ろすことができるんだ。でも誰もやろうとしない…それはどうしてなんだろうか?俺はずっと考えたんだ」


「そうなんですか…」


「考えついたのは、告発することが出来ないのは権力が怖いからだということに辿り着いたんだ。校長や教頭は最悪権力を使って握りつぶすことができるんじゃないか?と思っているんだと考えたんだ。」


「つまりどういうことなんですか?」


「簡単に言うと、権力を恐れて告発することをためらっているということです。つまり、その権力をなくしてやれば全員が告発をしてくれるでしょう…」


「たしかにそうですね…でもこの学校の教員はダメなのでは?」


「ダメというわけではないですが、半洗脳状態と言えば良いと思います。この話はまた後でしましょう…いまは、隣の部屋に居ておいてください。」


「分かりました…気をつけてください。」


「校長と教頭をしっかりと潰しますから安心してください。」



俺は校長と教頭が来るのを待った。そして2分ほど経ってから校長と教頭が入ってきた…











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