File.109 教育委員会
「もしもし?」
『先週の報告ありがとうございました。上の者もこれでようやく動くことができると息巻いておりました…それでどうかされましたか?』
「今日はですね…聞いてほしいことがあるらしいので、録音をしておいてください。」
『あっはい…分かりました。録音をしておけば良いんですね?』
「そうです…それじゃあよろしくお願いします。」
俺はそうして教頭にスマホを手渡した。そして教頭に俺は話しかけた。
「良いか?しっかりと事実を喋るんだぞ?本当に申し訳ないと思っているならそれくらいできるよね?」
「分かってます。でも一体何処に電話をかけてるんですか?正直一番気になるんですけど…」
「それを君が知る必要はあるのか?別に君が先程嘘をついていたことを咎めるつもりはないが、相応の対応を取ると思ってくれ。俺は主人格とは違って甘くないからどんなに過激なことだってやってみせる自信があるぞ?人を殺すのだってためらうつもりはないな」
「…」
「さっさとそのスマホで電話をしろ。俺はいつでもお前らを訴えて、潰す用意はできているからな」
教頭にそう言うと、教頭は顔を青くしながらもスマホの電話に出た。事前に教育委員会の方に連絡をしておいてあるから今頃は、楽しいことになってるんじゃないかな?
できる限り人数を集めて聞いてくれるようにお願いしたけど…どうなったんだろうな〜今この電話をスピーカーにして聞いてたりするのかな?面白い状況になってるだろうな〜
「ただいま菊池君のスマホを借りているものです。私が犯したことを全て正直に話します…まず最初に…」
それから20分ほど永遠と喋り続けた…中には俺が知らないようなものや、版材と考えられるようなものさえあった。それを自分の中で消化というか思っていたりするだけなら良いけど、教育委員会の前でそんなことを言ったのだ…つまり、あいつの教師として活躍できる時間は終わりだ!!
「以上で終わりです。菊池くんにスマホを返します」
「ありがとうね教頭先生…それじゃあ教頭先生が話していた相手を教えて上げるよ!!」
「一体誰なんだ…私がわざわざ罪の告白をした相手は誰なんだ!!さっさと教えたまえ!!」
「それはですね…教育委員会ですよ!!教頭先生罪の告白ありがとうございました!!これで教頭先生の教師生活は終了です!!」
「なっ!!私を騙したのか!!」
「騙したなんて人聞きの悪い…」
俺がそう言うと教頭は怒りに震えるように肩をプルプルさせていた。そして俺は続けて話しかける…
「教頭先生…途中途中犯罪まがいのことをしているように考えられるのですが…そこについて説明してもらってもいいですか?」
「犯罪行為はしていない!!ただ学校の授業をしている生徒たちを眺めながら酒を飲んだことがあるくらいだ!!この程度では犯罪にはならない!!」
「その話ではありません…問題は上からの命令で改ざんをしたというところです!!一体どんな改ざんを行ったのか、もう一度全て説明してもらいます!!」
「うるさいうるさいうるさい!!菊池は黙ってろ!!お前のせいで職を失いかけてるじゃないかどう責任を取るつもりなんだ!!」
「成績の改ざんは誰からの指示なんでしょうね?場合によっては、多少の軽減をしてもらえる可能性がありますよ?今すぐにでも指示を出した人を教えてくれれば俺からも言ってあげますよ」
「本当か?」
「そうですよ…まぁ本当に軽減されるのかどうかは知りませんが…」
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