File.104 謝罪②
「先生〜校長と教頭はまだですか?俺凄い待ってるんですけど〜」
「もう少し待ってください!!校長先生と教頭先生は現在出張に行っています!!なので本日はどうか…」
「え?俺はさ〜わざわざ此処に来たんだよ?というかさ…あんたもおんなじだよ?分かってるのかな?」
「どういうことですか?」
「忘れると思ってるのかな…魁兄が来てから全部有耶無耶になりかけてたけどさ〜録音残ってるんだよね〜分かってる?これをネットに公開しても良いんだよ?ただでさえ評判が底辺に落ちてるのに、更に落ちるけど大丈夫かな?」
「くっ…あれは!!貴方がもっと否定していればよかった問題でしょう!!それに、この学校を貶めて…何をしたいんですか貴方は!!」
「弁護士がいないから強気なのかな?魁兄がいた時はあんなにかしこまった態度を取っててさ…正直むかついたんだよね〜人によって態度変える人が俺本当に嫌いなんだよね」
「そこは関係ないでしょう!!そもそもどうして今更この学校に来ているのよ!!校長先生と教頭先生を呼んで何をするつもりなの!!」
「…先生?人間謝罪をする時はどうすれば良いんですか?」
「謝罪?」
「そうですよ〜先生もおっしゃってましたよね?謝罪する時は腰を90°位倒して、相手にしっかりと謝罪の言葉を述べるって」
「仮にも元生徒に謝罪をする教員なんていません!!私はあの時やったことを後悔していませんから!!」
「はぁ〜あんたは比較的まともな方だと思ってたけど…残念だよ」
俺は先生が言った90°腰を倒した謝罪を受け取るつもりだったんだけど…だめならもっときつくしてやるか!!
「さっさと呼んでこいよ…そうすればあんたは謝罪しなくてもいいよ」
「…本当に?」
「あぁもちろん!!但し、条件がある。」
「条件?」
「条件はな〜さっきお前が言ったあの言葉が真実だということだ。」
「どういう事?」
「自分の言葉には責任を取ってもらう…さっき先生は、出張してるって言いましたよね?もし、他の教員に聞いたり職員に聞いて嘘だと判明した場合、先生には土下座謝罪をしてもらう!!」
「えっ…土下座?」
「そうだよ〜土下座は日本の伝統文化だからね…先生はたしか元会社員だったんでしょ?その時にしたことあるんじゃない?上司とか社長とかさ?先生は確か辞職させられそうになったんだよね?」
「何でその時のことを…どうして知っているの!!私の黒歴史の一つをどうして知ってるの!!答えなさい!!」
「そんなに騒がないでくださいよ…頭が痛くなります」
「うるさい!!」
「話が通じないな〜そこの職員さん!!今日は校長と教頭はいますか?」
「校長室に居ますよ?用事があるようなら、気をつけて行ってくださいね!!何故か苛立っているようなので…」
「御忠告どうも…先生も行きますよ?さっきの約束覚えていてくださいね?安心してくださいよ!!校長と教頭にもさせますから!!」
「…」
俺は先生を連れながら、校長室の扉を思いっきり開けた…校長と教頭はソファーでゆっくりとしていた。
「久しぶりですね〜校長先生と教頭先生?随分とお楽しみみたいですね〜こんな昼間から酒なんて飲んで…どういうつもりなんでしょうね?」
「菊池!!お前のせいで!!」
「おい…何いってんだ?それとさっさと学年主任を呼んでこい」
「学年主任だと?なぜ呼ぶ必要がある!!お前のせいで我が校は全国から大批判を受けているんだ!!それに、今年の進学予定者なんて0人だぞ!!ふざけるな!!」
「自分で蒔いた種なんだからさ?自分の責任だろ?他人になすりつけようとすんな!!」
「うるせぇよ!!お前のせいで!!」
校長はそう言うと酒の入った瓶を持ち上げ俺に向かって振り下ろしてきた…
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