エピローグ それから…
「…ご愁傷様です」
美紗子が閻魔の秘書の天使になってから数十年が経過した。
「…ここは?」
「賽の河原です。
閻魔秘書になった美紗子の前に一人の女性が現れた。
「私…」
「ええ、老衰でなくなりましたよ」
「…そう」
「ではご案内します」
女性は最初無言でついてきたが、「あの」と声をかけた。
「私と、どこかで会いませんでした?」
「…ええ、お会いしてますよ、地原美津子さん?」
賽の河原から、閻魔執務室まではまだ間がある。
あの事故のあと、ここに来るまでの話を彼女から聞こう、美紗子はそう思った。
~The End~
えんま様のご近所さん 粟飯原勘一 @K-adashino
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。