新作「そして悪女の被害者令嬢はいなくなった」、並びに以前の作品含めお読みいただいて、ありがとうございます。
実はこのタイトルは直近、作者がアガサ・クリスティの推理小説にハマったせいで、女史の名著『そして誰もいなくなった』をパロディして付けたものになります。
この作品、書いている3か月間、タイトルなしで書き進めましたが、最後の最後になってタイトルを付ける必要に迫られるわけです(アップするために必要ですし…)。
(※書いている途中にも仮タイトルはありましたが、前半部分をアップしているだんかいでは完全なネタバレになるので避けました)
それで、最初に思い付いた「歌劇『悪女』のできるまで」は副題とのほうがふさわしいと思い、ほかのタイトルをつけるべく考えました。
その段階で完全にアガサ・クリスティの作品名に引っ張られ、最終候補に残ったのは、採用した「そして悪女の被害者令嬢はいなくなった」と、これもクリスティ女史の作・『マギンティ夫人は死んだ』をパロディした「冷遇令嬢は死んだ」という工夫も何もないタイトルしか思いつかず、後者は話の展開的に…なので、前者を選んだ経緯があります。
(なぜ後者ではいけないのか…、今後の展開で徐々にわかるかと思います…。)
しかし唯一残ったこの「そして悪女の被害者令嬢はいなくなった」ですが、友人に読んでもらったところ、『主人公、父、義母、義妹、婚約者、全員が死んで誰かが犯人なのかと思った』(※『そして誰もいなくなった』のストーリーに近い)といわれて、つくづくタイトル付けに才能ないなぁ…と思った次第。
ここまでアップされた話で分かる通り、「被害者の冷遇された令嬢(主人公の長女)が"いなくなった"」という安易なものではあるのですが…。
とりあえず思ったことを書いてみました。