華厳寺(揖斐川町)

 私はお寺よりも神社の方が好きなのですが、一番馴染みがあるのは、実は揖斐川町いびがわちょうにある、谷汲山たにぐみさん 華厳寺けごんじです(*^▽^*)


 谷汲たにぐみ地区は山間部の旧村で、緑がすごく多い、とても自然豊かな場所です。



 華厳寺けごんじは天台宗の寺院です。

 また、『西国三十三所観音霊場』(近畿地方2府4県プラス岐阜県で、観音菩薩かんのんぼさつをおまつりする寺院巡り)の、最後に辿たどり着く寺院でもあります。




 私が小学生だった頃は毎年、初詣はつもうでに行っていた記憶が薄っすらとありますね。

 ですが、御本尊を拝観したことが無くて……。ネットでよ〜く調べてみると、御本尊は秘仏で、『十一面観世音菩薩じゅういちめんかんぜおんぼさつ』だそうです!



 それから、華厳寺けごんじで覚えているのは、参道が長かったことかな……。

 御本堂前の階段もまあまあ長くて、傾斜もすごくて、体力があまり無い私は、学生時代の時でも少し疲れましたね(-_-;)


 参道にある仁王門の両側に建っている二体の『金剛力士こんごうりきし像』は大変古いですが、とても迫力がありましたっ!




 あと、参道の途中に、小さな稲荷神社があったことは、よく覚えていますね。

 ……そういえば、岐阜善光寺(岐阜市)も、境内にお稲荷様や大黒天をおまつりしているお社がありました。



 日本には、仏壇の近くに神棚がある家もありますね!

 それは奈良時代に起源を持ち、平安時代から定着してきた、[神仏習合]という日本人独自の思想がありまして……。簡単に言うと、「神様も仏様も同じように信仰対象だから、ひとまとめにしちゃおう!!」という事です。

 学生時代に、日本史の授業で習ったような……?


[神仏習合]の名残りが、今も日本のあちらこちらで残っているそうです(^_^)




 そして、華厳寺けごんじでは、不思議でおもしろい体験をさせて頂けるんです!

 本堂の下にある暗くて狭い回廊かいろうを巡る修行、『戒壇かいだん巡り』というそうです。


 回廊かいろうの一番奥まで行き、そこに置かれている大きな数珠じゅずに触れると、御本尊様とご縁が結ばれるらしいです。

 華厳寺けごんじで、過去に何度か『戒壇かいだん巡り』の体験をさせて頂きましたが、大きな数珠じゅずについては、TV番組で初めて知りました Σ(゚Д゚)



 回廊かいろうは周りが全く見えない真っ暗闇で、私は少しだけ恐怖を感じながら、たまに壁を触れつつ、恐る恐る進んだ記憶があります(汗)


 とはいえ、大きな数珠じゅずは一度も触れたことが無いので、もし今後『戒壇かいだん巡り』を体験させて頂ける機会があれば、挑戦したいですねっ!




 ……なのですが、コロナ禍が落ち着いた時期に、実は数回、だいぶ久しぶりに谷汲山たにぐみさん 華厳寺けごんじを訪れました ♫


 やはり参拝者が一気に激減した影響か、飲食店や土産店などは閉まっていたようでした……。

 とっても悲しい気持ちになりましたね(TT)



 谷汲たにぐみ地域には、谷汲山たにぐみさん 華厳寺けごんじと同じ天台宗で、即身成仏したという妙心法師のミイラで有名な両界山りょうかいざん 横蔵寺よこくらじが建てられています。

 紅葉のライトアップが非常に美しかったのを、はっきりと今も覚えていますね!



[With コロナ]という新しい時代になりましたが、もちろん感染症対策も忘れずにしつつ、私にとっては身近な谷汲たにぐみ地区にも、再び多くの方々に足を運んで欲しいなぁ〜、と願わずにいられません……(><)


 あっ!! そういえば、神社・仏閣の中で、私が今まで一番参拝しに来た回数が多いのが華厳寺けごんじなのですが、御朱印を頂いた事が一度も無かったので、また訪れた時には、ぜひ頂きたいですね(*^^*)



〈了〉

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