ぐったりしている彼女が心配。
幸せ色に♪ 🌈
ぐったりしている彼女が心配。
そろそろ、夕飯の時間だね。
今日は、どうしよっか。
お外に食べに行きたい?
それとも、スーパーでお買い物する?
あれ、どうした?
黙り込んじゃって。
今日なんか元気ないなぁとは思ってたけど。
なにか、あったの?
大丈夫だよって、君は言うけどさ。
大丈夫そうにはみえないんだよね。
俺の前では、無理しないでいいんだからね。
どうしたかな。
なんか、しんどそうなお顔してる。
どこか具合悪いの?
黙っちゃうの?
つらいところがあるなら、俺に教えて。
ねーねー、教えてよ。
助けてあげられるかもしれないよ。
君が、病院嫌いなのもお医者さん嫌いなのもわかってるよ。
でも、一人で我慢したらいけない。
特に、具合悪いところがあるなら。
我慢してても、いいことないよ。
それは、君もよくわかってるはず。
怖い…の?
どうした? 大丈夫?
どこがつらいの?
こんなの初めてって、それは怖いな。
大丈夫、俺が隣についてるでしょ。
お話できるかな。
ちょっと体しんどそうだね。
お布団に移動しよう。横になった方がよさそう。
立ち上がれる? 無理はしなくていいよ。
お姫さま抱っこで連れていってあげる。
よし、お布団に到着だよ。
ゆっくり、おろすからね。
いやいやするの?
なんで?
診察受けたくないって、まだ診察のしの字も言ってないよ(笑)
わかった、診察がいやなのね。
とりあえず、お布団に横になってね。
お、えらい、お利口さんだね。
お話だけ、少しいい?
ありがとう。
じゃあ、少し頑張ろうね。
えっと、まずは。
どこが具合悪いのか教えてもらってもいいかな。
怖くて話せない?
大丈夫だよ。きっと、俺が助けるから。
お話できる?
周りの人からはよく聞くけど、自分もなるなんて…か。
どこがつらいの?
胃が痛いんだね。そっかそっか、それはつらいね。
もう少し詳しくお話聞かせてもらってもいい?
いつから痛みだしたのかな。
今朝からか。
どういう痛み?
キリキリするんだね。
重苦しい感じはある? ないんだね。
じゃあ、胸やけや吐き気はあるかな?
その2つもないか。わかったよ。
そうなると、ストレスが原因かもしれない。
自律神経が乱れることで、胃酸が過剰分泌されてしまうことがあるの。
その結果、胃酸が粘膜を傷つけ、痛みを引き起こしてしまうんだ。
自律神経は胃や十二指腸の働きをコントロールする役割があるからね。
最近、なにか強いストレスを感じたことってあったかなぁ?
思い当たることある?
ごめんなさいって、突然なに?
ずっと黙ってたことがあって。
なんだろう。
怒ったりしないから、ちゃんと俺にお話できるかな。
お、えらいね。
じゃあ、お話聞かせて。
精密検査の検査結果が郵送で届いたんだけど、まだ封を開けられてないのか。
なるほど。いつ届いたの?
先週かー。
郵送しますって言われてた日よりだいぶ早く届いていて、なんか嫌な予感がしてるんだね。
取り越し苦労になるかもしれないし、もし何か見つかっても初期の段階だと思うから大丈夫だよ。
それに、俺という医者彼氏がついてる。大丈夫、大丈夫。
もし、なにかあったとしても、絶対に俺が助けるから。
さぁ、一緒に開けてみよう。
一人でだと怖いかもしれないけど、二人でなら怖い気持ちも半分こできるからさ。
焦らなくて、大丈夫。
一緒に頑張ろう。
心の準備ができるまで、待ってるからね。
ぐったりしている彼女が心配。 幸せ色に♪ 🌈 @shiawaseiro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます