概要
美しい乙女のガラス玉は見つかるのか?
美しい娘アルフアナは、大切なガラス玉をなくしてしまい、悲しみに暮れていた。困った彼女の父は、アルフアナの憂うつを晴らすことができた者には、褒美として彼女との結婚を認めよう、と人びとに宣言した。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!オルゴールの夜
子どもの頃通っていた図書館の児童書の棚に、その名も「メルヘン文庫」という文庫シリーズがおいてあった。世界の民話集のようなものだ。
巻によって当たりはずれが大きかったが、気に入った一冊は繰り返し借りて、何度も読んだ。
「天空を旅する人びとのかがり火」「チーズの上澄みをくれる友達」……sousouさんの作品は上質なおとぎ話だ。読みふけっていた童話や民話の数々を想い出し、郷愁をもって胸に迫る。
「幼児にこそ、良いものを」
かつて松谷みよ子がそう唱え、すばらしい画をつけた絵本を生み出していったが、心に刻まれて忘れることのない子どもの頃の読み物が上等なものであったことは、振り返っても、とても幸…続きを読む