悶える小気味良さ、うそぶく戒め、楽しいです( ;∀;)

さて皆様、今宵はこちらでお楽しみ下さいませ。またも素敵な作品が生まれましたのでご紹介させて頂きます。

初見の方には大前提の情報として、こちらの作者様は鋭い感受性と溢れる知性、そして相当な教養をお持ちの方でございます。そういうお方がこうして思考を脱力させて語る時に、様々なケミストリーが脳内で生まれ、非常に楽しい作品を生み出されております。

この様な知性が脱力した時に生まれるケミストリー、それは怠惰ではなく「ウイット」だと思います。ユーモアとは違い風刺や批判や皮肉を含みつつ、いかに上品かつ面白き閃きをもって仕上げるか。つまりそれこそ「俳句」の奥に潜むモノと近しいと考えて良いと思われます。

ただし、ここに書かれているモノは筆者様も仰っておられますが、季語を排しておりますので無季俳句、雑句、又は川柳という呼び方になります。まあ、呼び方などどうでもいいのです。

僕はここにある世界観を感じ取り、そこに含まれる「ウイット」を楽しみつつ、面白き現代俳句を感じるのです。

お勧め致します。

ここから感じ取れるモノは、裏打ちされた知性が様々な形で見え隠れし、愉快なモノとなっております。同形態の俳句とは似て非なるです。そこの所を是非ともお楽しみ下さいませ。

宜しくお願い致します。



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