第4話 若さに価値はあるのか

「え、まだ○歳!? まだまだこれからだね、いいな~」


 20歳の僕がいろんな人に言われている。こんな言葉を誰しも言われると思います。


 そこで考えてしまうのが『若さに価値はあるのか』ということ。


 僕の考えとしては『若いということ自体に価値はない』が結論ですかね。


 そもそも若さはどんな武器になるのか。

 若いととにかく元気ですよね、そして健康的です。あとは将来性がありますね……そのくらいですか。


 若さを将来性だとすると赤子は可能性の塊ですが、老人に将来性を求めるのは中々に酷な話です。

 しかし赤子の中は空っぽに等しいですが、老人にはこれでもかと言うほどの知識と経験があります。


 僕が思うに、人間から若さ(将来性)を引いたのがその人の現在価値なのではと思うんです。

 人生とは若さという時間を引き換えに、自分の中に価値を積んでいくものではないかと。


 周りの大人たちが若さを羨むのは己が失った時間と将来性を羨んでいるのであって、決して僕の人としての価値を羨んでいるわけではないんですよね。


『若さに価値があっても、

 若いということ自体に価値はない』

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この感情は今限り 大西ずくも @zukumo

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