　恐怖の大半は未知からくるものだと思います。

　我が家にはたまにゴキブリが現れるのですが、目の前の1匹よりも、いるかもしれない残りの30匹が怖いんですよね。

　いると分かってしまえば降参するしかありませんが(笑)。

　怖いといえばもうひとつ。

　物事の終わりというのは、なかなかに恐怖を感じますね。

　終わることによる変化が怖いというのではなく、いつ終わるのか分からないというのが怖いんでしょうね。

　話の終わり、物語の終わり、関係の終わり、現象の終わり、人生の終わり。

　対して、終わりがないというのはどうでしょう。

　終わらない話、終わらない物語、終わらない関係、終わらない現象、終わらない人生。

　こちらの方が僕には怖いですね。

　ですからループものを読むときにはいつも恐怖を感じています。

　ホラーものより怖がっているかもしれません。

　あなたにとっての恐怖とは何ですか？

　僕にとっての恐怖は永遠なのです。

　なので物事の始まりには必ず願います。

　どうか末のある付き合いでありますように。

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