どことなく懐かしい雰囲気のお話

読んでいて子供の頃を思い出すような描写がとても素敵なお話でした（幼少期はいわゆる田舎に住んでいたもので）
まるで登場人物たちの傍で、自分自身がその場に居るかのような気持ちになるような、五感に訴えかける美しい言葉の数々が物語に没入させてくれます。

キャラクターの言動もリアルで、創作作品の人物というよりも『こういう子居たよね』的な感覚になりました。
お話の内容は前日譚という体なのでしょうか？この先に広がる大いなる物語を予感せずにはいられませんでした。

次作に続く事を期待しています。
面白かったです、ありがとうございました。