Dランク勇者の俺がなんやかんやで頑張る話

作者    止流うず

ジャンル  異世界ファンタジー

話数    16話(完結)

文字数   80,863文字

公開日 2023年6月5日 15:00

最終更新日 2023年6月7日 16:33


タグ    書き出し 連載しません ざまぁ完了済み


あらすじ

 異世界にクラスごと召喚され、Sランク攻略を命じられた神無月レイジだったが持っていたスキルがDランクだったためにクラスメイトたちと引き離されて小国家の辺境都市へと送られてしまう。

 そこでレイジがちまちまと活動していたところ、成長が頭打ちになってしまった。解決のためにちょっとした遠征に出かけようとすれば、レイジについていきたいと自身を聖女と名乗る少女が押しかけてくるのだった。



 滅びゆく小国家を旅する勇者と聖女の話――の書き出しのみの公開。






感想


始めに書いておきますが、あらすじにもある通りこの話は序盤も序盤で終わります。


ですがこれこそが本作品の魅力であり、「始まりから終わりまで序盤だけ」という他に見たことが無い構成で話は進み終わります。


これにより、読者に未来の展開を想像させることができ、物語のその後に想像の余地を残すことが出来ます。


さて本作はいわゆるざまあ系なのですが、他のざまぁ系と違って違うところが幾つかあります。


その一、主人公が復讐をしない。主人公以外のとある人が復讐します。

その二、その誰かによって復讐されることをしらない。

その三、そもそも主人公は、嫌がらせを受けるわけですが、それが異世界の常識だと思い、これが普通なのだと考えています。ですので、異世界に対して嫌悪感は持っていても、復讐対象のことは眼中にありません。なんとも思っていません。さらに言えば、主人公は復讐対象が誰なのかすらしりません。


全て主人公の知らないところで勝手に起きている話なのです。この展開は、読者に特別な視点で物語を楽しめます。




さて、この話の前半は主人公と、主人公に対するひどい扱いに不満を感じる異世界人とのすれ違いや摩擦が描かれ、後半はどうにかして復讐対象を減らそうと四苦八苦する人々、そして復讐による死よりも恐ろしい報復が決定した人々が、恐怖し、それでも足掻こうと、後の世に自分たちの文化を残そうと頑張る話です。


何度も言いますが、この話は途中で終わります。未完結では無く、これで完結なのです。作者は読者に想像の余地を残しているということですね。






掲載サイト カクヨム

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