魔法の本棚

第90話 忍者ムササビ ～ 家出少年は早くおうちに帰りたい ～ 📚１

学園から戻って、ひとりで料理したよ。

夏野菜のみぞれ煮

インゲン　適量　茄子　1本　獅子唐　4本　大根おろし　大さじ3　鶏もも肉　80g

油　適量　醤油　適量　片栗粉　適量　唐辛子山椒　適量　塩胡椒　適量　鰹出汁120ミリ

やっぱりたまに和風に夏野菜したくなる！　美味しいよね。和風！　家族は喜んで食べたよ。

パクパク。

それから僕は２階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。

パルクールの動画をスマホで見た。人間ってどこまでもすごく動けるんだと思った。

龍のルルイが興味深く今日はその動画を観ている。

エルネが緑の縁取りがあるスカートのブレザー姿で僕らをのぞき込んで言ってきた。

「ダンジョンの深層に挑む探索者は、みんなパルクールを一度は練習してるのじゃ。わしはパルクールが好きじゃ。人間の体の可能性が溢れててわくわくする。わしは魔法を使うのけど、やっぱりパルクールの戦いに役立ちそうな動きには魅了されるのじゃ」

やっぱりエルネでもなんだかんだ言って戦える男が好きなんじゃないのか？　僕も気持ちはわかる。ただ、今の僕には全然できない動きだ。僕も跳躍したい。

放課後グラウンドで、無限の可能性に向かって。僕は木刀を振りながら、パルクールを夢見た。

跳躍ッ。ちょっとだけ木刀で跳ねながら切ってみた。まだまだだ。

気持のいい汗を掻いてから家に帰って、お風呂に入って夕食を済ませた後、僕は本とタイトルを紹介、動画配信したよ。

👹「ごぶごぶ」

忍者ムササビ　～ 家出少年は早くおうちに帰りたい ～

「跳躍ッ！　回転っ！　スピンっ！　手裏剣。忍者の動きは現代を現す完全なヒーロー。そんなことには関わらず、少年はヤクザと戦い、アクションを繰り広げます。果てに待っているのはどんなドラマなんでしょう！？　実にさわやかな少年が、素敵な仲間たちと一緒にどんな冒険をしてくれるのか、楽しみですね。是非、一読してください。少年が織りなすパルクールの魅力に夢中になりますよっ」

↓

https://kakuyomu.jp/works/16816927859447504614

ん。バズらない。惜しい！　ゴブリンが視聴して★１６評価をつけた。

ツンな彼女が本にデレた。

「リアルヒーローパルクールがリアルで好きじゃーーーーーー！」

龍のルルイは今日は眠っている。

「・・・いい夢を見た。人間の可能性の夢だ。もしかして、人間はパルクールをすると、本当の現実の忍者になれるのかも知れない」

起きたときにルルイがそうつぶやいた。

僕は次の本を選んだ。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝👅本の道選択＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

📚１　ロックを水割りでの本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

📚２

📚３

📚４

🌟　時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659178042125