第87話 ゼッケンを貰えなかった 📚1

学園から戻って、ひとりで料理したよ。


市販のルーで簡単夏野菜のドライカレー


米 2合 合い挽きミンチ 400g にんじん 2/1本 ズッキーニ 1本 玉ねぎ 1個 とうもろこし 2/1本 カレー粉 大さじ1強 市販カレールー 2かけ ガムマサラ お好みで クミン お好みで コリアンダー お好みで ゆで卵 4個


フライパンでカレー。炒めてカレー粉、ルーを加えるだけ。家族は喜んで食べたよ。


パクパク。


それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。


僕はクソゲーをプレイした。ペーパーマ〇オ カラースプラッシュ。


有名ゲームの中にも恐ろしくクソゲーは存在している。ただ、このゲームが世界を制覇するとき、世界はなにかに気づくだろう。


たぶん、3度目のデジャビュでみんな気づくと思う。ただ、3度まで遠い。世界はやはりクソゲーになるべきだ。


今日、放課後に話して、ルッツと、エルナとダンジョン中継をちょっとやってみた。


ルッツが僕の動画でゴブリンに対するパンチが足りないなら、障がい者で車いすの自分が出たら、僕の動画の視聴率も伸びるんじゃないかという話だった。


その動画でのルッツの活躍はすさまじかった。


車いすを高速で走らせて、次々にストーンゴーレムをぶっ倒して行く。


ぎゅるぅるうううううううう


「いっけぇーーーー!!! 魔道フォトンレーザー!!!!」


ぼっかん! ぼっかん!


「あう(泣)活躍の場がなかったのじゃ。ルッツやり過ぎなのじゃーーーー♪」


エルネが半泣きで、ちょっとかわいかったね。


まあいいよね? いい絵が撮れたし。


「・・・アッハハ。まあいいじゃねえか。俺たちまだコラボしたばっかじゃねえか。お前、もっとやれるって。俺は信じて疑ってないぜ。次がんばろうぜっ!!!」


ハハハ。


ルッツ元気だねー。


そうだ!!! それじゃあ、車いすのルッツは活躍できる世界になったし、今度は他の埋もれてる人を応援しよー。


地味過ぎてあんまり活躍できなかった人の挫折の本を応援して、もっと色々な人が活躍できる世界に変えちゃえ。


あっ、見つけたよ。これ、紹介しよ。


僕は本とタイトルを紹介、動画配信したよ。


👹「ごぶごぶ」


ゼッケンを貰えなかった


「泣けます。高校生の少年のマジ泣きな現状がひしひしと伝わってきます。うーーん。ゆるせぬーーーーーという感じで、あまりにもリアルで報われない感じが、徹底的に少年をゆがめてしまう有様がガンガン伝わって来て、そして、なんとかこの少年を立ち上がらせる世界はないのかと思わざるを得ない作品になっています。短編です。読み込むほどに、ギンギンと伝わってくる少年の挫折。人間って報われるべきだと思いながら、読み込んでしまう短編になっています。是非少年の日の挫折を読んでみてください。悲しい。なにもかもが悲しい」

https://kakuyomu.jp/works/16817330658249241228


ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★23評価をつけた。


のじゃツンなエルナが本にデレた。


> 少年の鬱屈した挫折が好きじゃーーーーーー! 人間は挫折して立ち上がるんじゃーーーー! がんばれーーーーーー!!!


さて、この挫折の本紹介したら、どんな風に世界壊れちゃうんだろ?


おっ!?


なんだ。モブキャラたちが続々といきなり筋肉がつき始めて、凄まじい勢いで、活躍して行くぞ。


おお


おおおお


おおおおおおおお


おっ!?


モブキャラが日本を占領していたドイツ軍を倒した。


「僕らが日本を守るんだ。君たちはドイツに帰れ!!!」


「くっ、撤退っ。撤退ぃーーーーーー。本国ドイツに帰るぞみんな。今は体制を立て直して再び日本侵略するまで時を待て。必ず時は来る」


おおおお。モブキャラすっごーーーい。


日本を侵略していたドイツ軍がみんないなくなったぞ。


アッハハ。今日は壊すというよりも、なにかうまく世界を直しちゃった。


でも、もっと派手に世界が壊れるといいね。


テキトーいこー♪

僕の手の平のスマホの中で、龍のルルイが言った。


「情けなくて、理不尽で、かっこ悪くて、どうしょうもなくて、ただ、そのせいで、鬱屈して、自分には可能性があるのに、誰も信じてくれなくて。そんな本を読みたくなるときがあるんだ。夢破れて人は何かを失うときがある。その失ったなにかのために立ち上がれなくても、立ち上がりたいという気持ち、立ち上がれない主人公を応援したくなるという気持ちは、人にエネルギーを与える。そういう可能性の本を俺は愛しいと思う。人の挫折を軽く笑わないで、応援しながら、俺は龍として育つのだ」


僕のクソゲー計画はちゃくちゃくと進んでいる。いつか世界を変えてやる。


僕は次の本を選んだ。


==========👅本の道選択============

📚1 マントヒヒの本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

📚2


📚3


📚4

🌟時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659174880446

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