第86話 彼女 ー想い出の始まりー 📚1
学園から戻って、ひとりで料理したよ。
夏野菜キーマカレー
なす 1~2本 玉ねぎ 1/2コ 小松菜 1株 かぼちゃ 1/8コ ミニトマト 7~8コ 市販カレールウ 2片 水 200cc
たまに炒めて食べるカレーって、熱い夏にはサイコー。とろとろに煮たカレーもいいけど、やっぱり夏らしいカレーを食べたいよね。家族は喜んで食べたよ。
パクパク。
それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。
僕はクソゲーの大奥記をプレイした。
古いクソゲー。なんとか、ゲームの世界を広げようと足掻いた製作者のフロンティアの意志に打たれる。こんな素敵なクソゲーの世界。現実で実現できたらいいのに。
そこからひどーーい事が起こったんだ。むかつくー
いきなり、クラス一の運命のカップルだったユウナと、アーロンが今日の朝、別れたんだ。アーロンが別れを切り出した。ユウナも黙ってそれに従ったんだよ(泣)
エルネが言った。
「うーーー(泣)二人はずっと仲良しの幼馴染だったんじゃーーー♪ それで、ユウナを守るためにアーロンが戦うことを決意したのじゃーーー♪ それなのに・・・現実で、どうしようもなく、モンスターとのダンジョン中継で、お金もなく自分だけが傷ついてボロボロになって自分を守ろうとしてくれるアーロンに、ユウナが耐えられなくなったんじゃ。わーーーーーー(泣)二人をなんとかしたいのじゃーーー♪」
はぁ。ほんとだよ。ああ。メチャメチャ世界をぶち壊したい。愛しあう二人が一緒になれない世界なら、全部ぶち壊れてしまえばいいんだ。
ええい。切ない恋愛小説紹介して、世界を壊しちゃえ。
僕は家に帰って本とタイトルを紹介、動画配信したよ。
👹「ごぶごぶ」
彼女 ー想い出の始まりー
「いいですねー。短編なんですけど、実にきれいに男女のすれ違いの想いが綴られています。想いの深さほど人間ってすれ違ってしまうんですよね。ただ、そのありさまが切なくて。人間ドラマの中に美しい旋律のように、彼女との思い出が刻まれています。読み込むと実に恋愛の奥行を感じさせてくれる作品になってます。是非、読んでください。抱きしめるような作品になっています」
↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330658904271721
ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★86評価をつけた。
ツンな彼女が本にデレた。
「愛しあう二人のすれ違いが好きじゃーーーーーー! なんとかして欲しいのじゃーーーー!!」
愛はクソゲーだ。離ればなれにならざる得ない現実なんて、全部ぶっこわして、好きな人間が好きな人間と暮らせる本当の世界を作りたい。
さあ、世界よ。今こそ、本の力によってぶち壊れちゃえー。
そのとき、ドイツ軍がやって来て、銃を慣らして、企業を全部ぶち壊した。
ズダダダダ
企業がすべてぶち壊れて、みんなドイツ軍の言いなりになった。
「いいか? 愛を叫ぶ男女が金によって切り離される世界ならば、そんな世界はすべて壊れてしまえばいい。ドイツは愛の国だ。徹底して悲劇的に金で離ればなれになってしまう男女がいたら、お前らから金を無理矢理徴収して、企業をぶっこわしやるっ。それがゲルマン魂だッッッ」
わーーい♪ ドイツ軍すごーーーい。
ズダダダダ
結局、アーロンとユウナはドイツ軍の手によって助けられ、二人の別れは帳消しになって、アーロンはがんばって、ユウナを守って行くと誓ったんだ。
「・・・俺が傷ついて倒れそうになったとしても、お前を俺が守るから」
「・・・アーロン・・・💓」
うーーーん。いいことしたーーー。日本はドイツに蹂躙されてしまったけど、まあ、愛があるならそのうちなんとかなるよねー。
がんばろー。
僕の手の平のスマホの中で、龍のルルイが言った。
「愛はすれ違いで終わってしまっても美しい。ただ、できれば、恋が叶って欲しいと思うのは読む俺のエゴだろうか? 人と愛し合いたいのだ・・・ポップ。俺を育てろ。すべてをクソゲーで破壊するために」
うん。そのつもりだよ。愛で全部世界をメチャメチャに壊してやるんだ。
ふふ。テキトー。
僕は次の本を選んだ。
==========👅本の道選択============
📚1
📚2
📚3
📚4 とってんポロリの本
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667
🌟時をもどす。https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659181574433
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