第83話 暗澹たる泥中から 📚1
学園から戻って、今日は夏野菜をいっぱい食べるためにドレッシングを作ったよ。
夏野菜のネギ塩ダレドレッシング
■ (ドレッシング)お湯 大さじ2 創味シャンタン 小さじ1 ごま油 大さじ1 塩小さじ1/2 レモン汁 小さじ2 ブラックペッパー 適量 ■ (夏野菜)アボカド 1個 トマト 1個 レタス 3枚 スライス玉ねぎ 1/2個分
やっぱり家族に野菜はいっぱい食べてもらいたい! 家族は喜んで食べたよ。
パクパク。
それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。
クソゲー。ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸をやる。
途中で壊れてしまったゲームの愛おしさに涙が出てくる。
ああ。クソゲー。僕がクソゲーの思い切りが好きだ。
夜中近くまでゼノサーガをやってから寝て、学園に行く。
自殺で悩んでるクラスメイト美沙がポツンと一人で窓の外の曇り空を観ていた。
うーーん。美沙って死にたい子みたーーい。気分はわかるよねぇ。
僕もメチャクチャつまんない世界だったら、ぶっ壊して死にたーーーい。
僕は美沙に言ったよ。
「僕も死にたーーーい。そして、神になるんだーーーー」
「私が死んだらもう一度同じときを繰り返すの。そして、今度こそ本当の暖かい家族を取り戻すつもりでいるから。たぶんあなたには転生なんて本当に信じられないでしょうけど、私たち14352回、同じときをやり直して、あなたと同じ会話をしているのよ。・・・だから、ごめんね。あなたの話は聞けない。今回もお断り・・・私、死ぬわ」
アハハッ。美沙ってば全然話してくれなくて、自分の世界に浸ってるーー。
いい感じーーー。
美沙はあらかじめ定められた青月のきれいな日に死なないとならないらしいよ。
エルネは心配げだ。
「わしも力になれんのじゃ。・・・ポップ、がんばって欲しいのじゃ・・・。自殺はいかんのじゃーーーー♪」
まあ、大丈夫だよ。美沙は死なないで、たぶん、いっぱいヤバそうな超能力を持った美形の子供きっといっぱい作るよ。わんさか。
ヤバ目な美沙のために面白い世界にしなきゃだよねー。なんか世界をメチャクチャカッコいく破壊する本ってないかな?
僕は本とタイトルを紹介、動画配信したよ。
👹「ごぶごぶ」
暗澹たる泥中から
「うーん。かっこいいクールな描写です。実に設定もオリジナリティに溢れ、能力を持たない少女が死んでからなぜか転生してしまって、それを逆境から逆転しようという期待感がいっぱいに溢れて読み進めたくなる作品です。現代ファンタジーの奥行を現すような作者さんの作品、是非読んでみてください。自殺から始まる理不尽な転生。さて、この物語はどこに向かって走り出すのでしょう。期待して読んでみてくださいね」
↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330658420671109
ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★評価をつけた。
ツンなエルネが本にデレた。
> 死を乗り越える転生をクールに扱ったファンタジーが好きじゃーーーーーー!
うーーん。素敵。この本を紹介したから世界ブッコわれるよね?
ん?
どうなる?
おおおおお。闇地底組織、アルデノアイが出来た。
家に帰ろうとしたら家の近くで、超能力戦がやられてるー。
アルデノアイが死を恐れぬ私兵の集団で、光りの教団ボルトンと襲ってるぞ。
「命掛けの世界じゃなきゃおもしろくないわぁ。世界を命を掛けて面白くする我々の組織に屈しろッ。ポルトーーーーン」
どかあああああああああああん
うわああ。超能力が入り乱れて、メチャクチャな超能力戦になってるぞーー。
ひぇえええええ。
アハハハハ。おもしろーーーい。
ルルイはスマホの中でふよふよ浮きながら、超能力で壊しあう街で逃げる僕にのほほんと言った。
「死を乗り越えようとする意志の力を持つ本は美しい。それをしっかりととられようとする本はどこまでも俺に力を与え、俺を破壊的に育ててくれる。人間というものは、闇を背負って闇を消そうと生きて行かなければならない。そんな葛藤の中で、本はそれを助けようとしてくれるものだ。それはどこまでも美しく、珠玉の命の光を持つ極上の読書体験と生命の力が宿っている。俺はそれを愛しいと思う」
うん。ルルイは僕を無視してるーーー。
満月の夜中に美沙がやって来て、両方の組織にフリーズの魔法を掛けて、戦いを鎮静化したよ。
ピキキキキ
「・・・私が死ぬまでの間、世界を壊されると困る・・・おとなしくして・・・あなたたち・・・」
まっ、よかったよねーー♪
父さんと母さんは今、壊れた家を直すために魔道建設業者に依頼掛けてるー。
アルデノアイとポルトンは街のはずれに拠点の暗黒街近くに拠点を構えたみたい。
うーーん。荒れそうな気配。ハチャメチャな世界っておもしろーーーい。
もっと世界ぶっ壊れないかなー。
僕は次の本を選んだ。
==========👅本の道選択============
📚1 みちくさの本
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667
📚2
📚3
📚4
🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659176173529
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