第66話 やまとなでしこ異世界無双 第二部 ~異世界マイペース旅編~ 📚2
学園から戻って、僕はひとりで料理したよ。
そば 150g×4玉 豚ロース(豚バラでも可) 300g なす 2本 かぼちゃ 200g 米油 大4 スプラウト 40g トマト(くし切り) 1個 みょうが(薄切り) 2本 しそ 4枚 ■ 【めんつゆ】 天然水 300cc 市販麺つゆ濃縮 300cc
基本的には夏野菜をまぜた豪華なソバ。家族は喜んで食べたよ。
それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。
燃えろ!!プロ野球というクソゲーをプレイ。
クソゲーじゃない。これはクソゲーじゃないんだ。
恐ろしいほど野球の魂に溢れたそのゲーム性は圧倒的。クソゲーマニアの僕はプレイを拒否する。これはクソゲーじゃない!!!
僕のクラスには旧家のご令嬢がいる。すごく古い、まるで昭和初期の美しい邸宅に住むカノジョ、さくらちゃんは、ただ、普通のちょっと礼儀正しい女の子なんだ。
ただ、人に対する誠意で応える分、なにかとんでもない事件を起こしてしまって、僕らの住む世界から異世界にぶっとばされちゃったりもしたことがある人。
今日、学園の食堂でちょっとだけ話をしたときに、勇者にもなったサクラちゃんが言った。
「あの・・・私、勇者じゃありません。普通の女の子です」
「いや、でも、みんな勇者って言ってるし。サクラちゃん。やっぱ勇者だよ」
「なぜ・・・?」
なんかサクラちゃんは勇者とかじゃなくて、現実で困ってる人に役に立ちたいって思ってるみたい。
「みぎゃー(泣き小声)」
どうも、ちっちゃいゴブリンたちが字を学びたいのに教えてくれる人がいないって話したら、自分がやりたいって。
けど、サクラちゃんじゃ体が大きすぎて、ゴブリンたちに字を教えるのは難しい。
うーーん。なんか、いい本ないかな?
なにか僕が本を選ぶと世界が壊れて、いろいろなことができちゃうんだ。
僕は本を紹介、動画配信したよ。
🐢「にゃー」
やまとなでしこ異世界無双 第二部 ~異世界マイペース旅編~
「大和なでしこが大好きな素敵な町の人々から離れて、異世界にお舟で旅をすることになったらどうなるんだろう? という興味でわくわくします。この本は2部ですのでスケール感がドーーンッ。親友の花ちゃんが好きです。あなたがこの本を読めば、本の中の登場人物との素敵な出会いを約束してくれますッ。是非、ご一読ください」
↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927862042460567
ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★39評価をつけた。
のじゃツンなエルネが本にデレてコメントをくれた。
> 清潔感のある主人公で好きじゃーーーーーー! かわいい清潔感のある世界観が好きじゃーーー! 全部好きじゃーーーーー!!」
さあ、本を紹介したよ。これでなんとかなるかな?
お!
おおおお!!!
しゅるしゅるしゅるーー。
なんかサクラちゃんがちっちゃくなって、ゴブリンたちと同じ大きさになれた。
「字を教えてきますね(小声)」
サクラちゃんが字をゴブリンたちに教えに行ってくれて、ゴブリンたち大喜び。
「みぎゃー(小声)」
僕とエルネの恋はまだまだバズらない。色々クソゲー計画のことを思う。
うーーーん。クソゲー計画で、派手に野球を魔法みたいにできたら面白いのにー。
ただ、ルルイは僕の考えを聞いてくれない。
僕の手の平の中のスマホで、龍のルルイがつぶやいた。
「崩れた癖のある人間の小説もいいが、ときにはしっかりとして、どこか爽やかさのある大和なでしこの活躍する本が読みたくなる。俺は贅沢だからな。本を楽しむ気持ちとして、大勢の色々な性格の人間と触れ合いたいと思ってしまうのだ。本との出会いは、本当の素敵な出会いと変わらない喜びをもたらせてくれるものだ。まさしくこの本はそんな印象を強く受ける。素敵なキャラクタがいっぱいな本は愛しい。どこまでも愛おしい。大好きな本だな」
そのうち、サクラちゃんが戻って来て、しゅるしゅると大きくなって笑った。
「私は大きくなったり小さくなったりできるようになったから、これからちっちゃいゴブリンさんたちに毎日字を教えますね」
サクラちゃん。いい子だー。
まあ、テキトーにがんばってね~♪
僕は次の本を選んだ。
==========👅本の道選択============
📚1 おにむしゃの本
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667
📚2 メイドな女の子の本https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659146693380
📚3
📚4
🌟時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659487601131
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます