第12話 音楽ランキング SSランク編 📚1

学園から帰ってきて、僕は料理をひとりで作ったよ。


夏にぴったり。トマトの牛肉乗せ。


牛肉 300g トマト 2個 ブロッコリースプラウト 1株 醤油 大さじ3 砂糖

大さじ3 みりん 大さじ1 小麦粉 適量 サラダ油 適量


トマトの中に砂糖と醤油みりんをつけて焼いた牛肉を入れるだけ。家族は喜んで食べたよ。


パクパク


それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。


赤ちゃん魔法に言葉を教えようとしてみる。


「ぱぱ」


「だぐぉーーー👶」


「ぱぱ」


「だぐぉーーー👶」


ん。無理みたい。いつかパパって言ってねー


僕はクソゲー。グランディアIIIをプレイ。


劇的な展開に涙が出る。愛すべきクソゲーだ。とても愛おしい。


クソゲーが音楽として響いて来て、まさに珠玉のクソゲーにふさわしい。


ああ。愛おしい。あまりにも愛おしいゲームだ。


そのゲームに触れた途端、どうしても隠していた秘密の音楽を聴きたくなってしまった。


僕は学園から家に帰って来て、家で今日は簡単な軽食だけを母さんにお願いして、そこから、その隠していた本を覗くことにした。


「・・・あなた、あの音楽の本を読むのはやめなさい。あなた壊れちゃうわ。中学のときでわかったはずでしょう。絶対に覗いてはダメなものがあるの・・・」


母さんが心配して泣きそうな顔で、僕に言ってきた。


ただ、それでも僕は抗えなかったんだ。


赤ちゃん魔法もきょとんとした心配そうにも見える顔で僕をのぞき込んでる。ああ。大丈夫だよ。


この本は世界を壊さないから。


ただ、僕が覗くと、僕が壊れてしまうんだ・・・。ああ。けど、魅力がある。


ああ。覗いてしまった・・・。僕は・・・壊れてしまう・・・。


僕は流されるように、その音楽情報のタイトルとリンク先を配信した。


音楽ランキング SSランク編


LINK IN!!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330657287997398


ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★3評価をつけた。


のじゃツンなエルネが本に泣きながらコメントをくれた。


「忘れられた音楽が好きじゃ・・・。この秘密を語ってしまっては壊れてしまうかも知れないが好きじゃ・・・好きじゃ・・・好きじゃ・・・」


僕とエルネの恋はまだまだバズらない。クソゲーの道もまだ志半ば。ただ、今日、僕は確かに踏み出したんだ。壊れてしまうかも知れない明日へ。絶望を振り切って。


生きろ!!!!


さて、赤ちゃん魔法は育ったかな?


赤ちゃん魔法のスキル発動。さあ、世界を壊せ。赤ちゃん魔法~。


―――経験値1獲得。赤ちゃん魔法ステータスアップ!!


切ない気持ち 1up.

音楽の気持ち 1up.


さあどうだ!!!



「おぎゃー・・・。ぱんけーくぅ・・・(小声)👶」





うーん。まだまだ。小さい声。魔神の魔法の子育て。子育て。がんばろー。


これが世界をすべて破壊するほどの魔神の魔法に育ったらおもしろいなー。


エルネが泣いて言って来た。


「うわーーん(泣)ポップ。魔神の魔法なんて育てるんじゃないのじゃー♪ 赤ちゃんは私との間に作るのじゃー♪ 魔神の魔法を育てるのはやめるのじゃーーーー♪」


僕は次の本を選んだ。


==========👅本の道選択============

📚1 色々なものの情報の本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659648077529

📚2 かみかぜの本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

📚3

📚4

🌟時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059938566

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