第5話 ゲロムスの遺児 📚2
学園から戻って、ひとりで料理したよ。
ナスとピーマンで夏の揚げ出し♪
ナス 2本 ピーマン 4個 塩 ひとつまみ 片栗粉 大さじ2 めんつゆ(3倍濃縮) 100cc 水 150cc 生姜 大さじ1 シソ 適宜
茄子とピーマンで揚げ出しを作るのがポイント。家族は喜んで食べたよ。
それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。
スプラトゥーンシリーズを再プレイ。
バグが多くて、なぜか、主人公の目が頻繁に画面上の至るところに現れる。
それで恋を語ったりするんだ。
「好きだよ。セリネ。・・・君が好きだ」
目がカーテンに張り付いてるのに、すごいイケボイスで恋を語る。
うーーん。カッコイイクソゲーだ。
今日、昼休みにグラウンドに向かったら、大勢の学園の生徒たちが魔法の練習をしていた。ダンジョンに行くフォーメーション訓練を自主的にやってるんだ。
それを見て魔法が使えない僕はスネた。そう。僕はグレたんだ。
チビドラゴンが魔法好きで、なぜか、ずっとミルクをやってる僕よりもエルナになついてるんだ。
「みぎゃー(小声)」
龍のルルイが笑った。
「まあいいじゃないか。魔法など産み出してしまえばいいだろ?」
よし。魔法を魔法に溢れさせて、僕も魔法が使えるようになってやるッ クソゲーの始まりはやはり、誰でも使える魔法だよッ
今 半人前の僕が常識を倒し、魔法なし常識からすべてを解放する。
カクヨムの本は常識をぶっとばすんだ。だから、僕が本を紹介すれば、僕に魔法を与えてくれるはず。
それを、学園からスマホで動画配信したんだ。
👹「ごぶごぶ」
ゲロムスの遺児
「走り出しからしっかりと作りこまれた世界観を読ませられる作者の書き方に脱帽。魔術も単なるドカンじゃなくて、なまなましい力のある力として書かれているように思われた。この圧倒的スケールがどこまで読み応えある重量感を持って広がって読者を楽しませてくれるか期待が持てそう」
↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330653191905995
ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★3評価をつけた。
のじゃツンなエルネが本にデレてコメントをくれた。
> 魔法がリアルなのが好きじゃーーーーーー!
さて、これで僕も魔法が使えるようになるはずだ。なにせ、この本はすごい力を持っているから。
ピカっ
ん?
なにか起こったと思ったら、グラウンドの隅の花壇が燃えている。
🌷🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🦎
ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ああ!!! 花壇にいるトカゲが花壇を火の魔法で燃やしたぁ!!
グラウンド脇の花壇が黒焦げだッ
ルルイが笑った。
「一過性のものだが、しばらくこれでお前も魔法が使えるな」
おおお!? 打ってみよ。僕はグラウンドから上空の空に向かって氷魔法を放った。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオ
ほんとだ!!! すごいよ。僕も魔法が使えた。使えたんだ。
僕は喜んでこの喜びを表すに足る本のタイトルと紹介をスマホで収録。
ただ、配信した途端、チビドラゴンが鳴いた。
「みぎゃー(小声)」
すると、しゅううぅううと音がしていきなり魔法が使えなくなった!!
なぜ?
ルルイが言った。
「おそらくお前の魔力をチビが餌にしたな。これからもお前は魔法が使えん。チビの餌に食われるだろうな」
なぜぇえええええええ!!!
僕とエルネの恋はまだまだバズらない。世界のクソゲー化への道は遠い。
僕は次の本を選んだ。
==========👅本の選択============
📚1
📚2 竹の本
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667
📚3 敵はゴブリンだけじゃない!? 怪異ファンタジーの本を楽しもう!!
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059940791
📚4
🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059896419
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