あえて言おう。ラブコメに必要なのは「しょーもない衝動と矜持」であると。

 この作品は「恩返し」&「VTuber」という新旧テーマをコラボしたラブコメです。

 私見ですけど、ラブコメには主人公にも相手にも「しょーもない内なる衝動と矜持」が必要だと思ってるんですよ。「しょーもない」というのは「ありえる」という意味であり、「内なる衝動と矜持」というのは、本人は深刻だけど他人には笑えるドタバタが起きてしまう、という意味です。

 だってコメディだもんね!

 この共感できる要素を押さえてる作品は残念ながら少ないし、食わず嫌いと判ってるけどタイトルで切っちゃうことも多々あります。ごめんね。

 リアルな人生で誰かに助けられて感謝しているかたと、推しに「やらかし」ちゃって恥ずかしさにゴロゴロしてしまったことのあるかたにオススメ。
 5読/10続にてレビュー。