概要
小雨の中の語らい
高校一年生のある梅雨の夜、俺、柳川直幸(やながわなおゆき)は窓の外を見ながら悩んでいた。
事の発端は今朝。想いを寄せている幼馴染の草木夢(くさきゆめ)からこんなことを言われたのだ。
「直君は、春ちゃんのこと好きなん?」
と。春ちゃんとは高校になって出来た女友達の二条春子で、清楚系美人として男子から人気がある。
ただ、俺が本当に好きな相手はずっと昔から夢ただ一人で、誤解されたことが苦しかった。
だから、どうしたものかと小雨のぱらつく夜空を見上げていたのだけど-
「空見上げて、何たそがれてるん?」
窓を開けて声をかけてきたのは夢、その人だった。
そしてやっぱり今朝のことを聞いてくるのだけど-俺が好きなのは彼女なんだ。
だから、今これから彼女に告白しようと、そう決めた。
事の発端は今朝。想いを寄せている幼馴染の草木夢(くさきゆめ)からこんなことを言われたのだ。
「直君は、春ちゃんのこと好きなん?」
と。春ちゃんとは高校になって出来た女友達の二条春子で、清楚系美人として男子から人気がある。
ただ、俺が本当に好きな相手はずっと昔から夢ただ一人で、誤解されたことが苦しかった。
だから、どうしたものかと小雨のぱらつく夜空を見上げていたのだけど-
「空見上げて、何たそがれてるん?」
窓を開けて声をかけてきたのは夢、その人だった。
そしてやっぱり今朝のことを聞いてくるのだけど-俺が好きなのは彼女なんだ。
だから、今これから彼女に告白しようと、そう決めた。