戻らぬ宝物

@piriri

第1話


私はアラフィフのバツイチだその日は部屋の片づけと断捨離をした


2DKと言った普通に狭い賃貸に住んでいるけどその割には物が多い


要らない物が無駄にあるせいだ 色々物色しているとこれは処分しようか


取って置こうか迷い始めてしまう しかし悩んで考えた末に本当に必要な


物だけ残して後は全部処分した しかし何年かの時が経て処分してしまって


後悔した物がある それは出生から子供の頃の思い出のアルバムだ


何故処分してしまったのかと言うと子供の頃特に小学生の頃に男子から苛められいて


「きもちわりい」とか「変な顔」とか言われ黴菌扱いされたり時には唾を掛けられたり


「お前みたいな奴は死ねばいいんだ」とか散々酷い事を言われ


私が触った物は汚いから触れないとか教室で机を運ぶ時も私の机だけ汚くて


触れないとか逆に私が誰かの机を運ぼうものなら「汚いから触るな!!!」と


怒鳴られた全て男子に限ってだ女子はそうでもなかったけどただ見ているだけで


助けようとはしてくれなかった そんなとても辛い少女時代を過ごしたし


私はとても体が小さかったので小柄な女の子てだけで顔立ちとかそんなに関係なく


未だ幼い頃は可愛い筈なのに小学校に上がる前に誰に言われ始めたのか「ブス」と


言われるようになってしまったのだ 中学生になると最初はクラス1のブスと言われ


卒業する最後の方で学年1のブスと言われ正直お世辞抜きじゃ可愛いと言えない女子や


ハッキリ言って普通にブスな女子も私と比較すると自信が持てるとかも言っていた


そんな事もあったし私自信幼い頃の自分何て全然可愛くない醜い顔して赤ちゃんの


写真もちっとも可愛い顔じゃないし嫌な辛い思いでしかなかったので


そんな思い出は全部残らず排除したくなって処分したしまったのだ


けれども今になって物凄く後悔しまくりだ赤ちゃんの頃や幼かった頃の自分を


もう2度と見る事が出来なくなったしまい色々考えていたら涙がポロポロ出て来て


止まらなかった そうだよ赤ちゃん子供ってだけで充分可愛いんだよ


それなのに本当にバカな事をしてしまったよ

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