歌舞伎町のATM の思い出
西山博雪
コラム
定年まで僕は埼玉の戸田橋の近くに住んでいたある時、朝早くその頃はまだ乗用車をアパートの近くに保管していた僕はちょっとドライブと思って夜明けの歌舞伎町を訪れたそしてたまたま ATM の横を通り過ぎようとした時、大量のレシートが路上に散乱していたそれが半端じゃないそんな思い出がある僕は車を止めてその雪のようなレシートの山を見に行ったいくつかを拾ってみると残高はみなゼロでときには百万円ぐらいのも…最初に捨てた御仁がいるんだすると次から次へと降り積もったんだろう雪ではないよでもそれは雪のような紙山だったそしてATMの前のまるで路上生活者だった
これが僕の歌舞伎町の最後の思い出だ
最初の思い出はまたいつかお話ししよう
歌舞伎町のATM の思い出 西山博雪 @hiroyuki575
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
俳諧とは?/西山博雪
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 3話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます