感想6「星神楽 星に祈りを捧げる神楽は銀鏡神楽だけだ、と。」作者 詩歩子 様

次の感想は、詩歩子 様の「星神楽 星に祈りを捧げる神楽は銀鏡神楽だけだ、と。」についてです。

https://kakuyomu.jp/works/16817139558410703551


私の文章力で、感想が書けるのか、そんな風に迷いながらキーボードを叩き始めました。

芸術祭で受賞されたこともある、この作品、文学の香り高き、美しい作品でした。

少年を通した風景描写はその思考と相まって、耽美な美しさがあって、素晴らしかったです。


ネタバレ感想書きます。


年若い母と一緒に地元に戻ってきた少年。

そこで不思議な経験をする。

自身の悩みを石長比売様に突きつけられ、苦しむ少年。

母への悩み、過去にされた暴行。

田舎の優しい人々、星々、舞い、それに癒されていくと思ったら、後半でドンとまた落とされました。

美しい景色に、醜悪な人々の描写。

胸を抉るような言葉。

心が揺さぶれっぱなしでした。

少年に救いはあるのか、誰か助けてください。石長比売様、追い詰めないでくださいと思いながら読み続け、最後は救われたのでしょうか?


文豪たちの文学小説を読んだ後のような余韻が残りました。


この度は企画にご参加いただきありがとうございました。


次の感想は、鹿山(根占 桐守) 様の「ルール・ブルー」についてです。

https://kakuyomu.jp/works/16817330647725009867

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