274 はぐれメタル系女子
あの日以来、俺はなぜか視線を良く感じるようになった。
座学のとき、ふとルナに目を向ける。
「…………」
彼女は特徴的なジト目をしているのだが、おかげでより圧をかけられているように感じる。
深く記憶を呼び起こしてからというもの、俺とルナは何度か遊んでいたことをしった。
暴れん坊でやんちゃなヴァイスの後ろに引っ付いてきては静かに服の袖を掴んでいた。
しかし驚いたことにヴァイスが悪いことをしようとしたら、彼女は「ダメ」と言って止めたりしている。
その記憶の中の彼女はとても優しく見えた。
ニコリと微笑むわけにもいかず、同じように見つめているとササッと視線を逸らす。
さてどうアプローチしたらいいものか。
原作でアレンが彼女に声をかける最高のタイミングは、ひとりぼっちで悲しんでいるときだ。
しかしそれは既にヴァイスが退学した後だし、彼女は順位をあげるほど気合十分。
さらに改変、俺はまだ在校している。
ふむ……。
ただ友達はいないのか、次の座学も一人ですたすたと歩いていく。
何人かに印象を尋ねてみたが、物静かで余計な事は話さないらしく、そこは原作と同じだった。
だが廊下、顔をひょっこりとだしているルナがいた。
「……ルナ――」
しかし声をかけるとまた消えていく。
……どうすりゃいいんだ。
―――――――――――――――
あとがき。
はぐれメタルすぎてちょっと時間かかってますが、実際の文字数は少なめなので許してください( ;∀;)
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