知られざる歴史の、知られざる人物の戦い

夏商革命という、歴史上ほとんど知られていない古代中国の題材を扱った物語。

主人公のセリフが一々響く。
そして、主人公以上に歴史上の人物たちに届き、その心に変化を齎していく様に心揺さぶられます。

迎える最後の戦い。
夏の桀王というと、殷の紂王と共に暴君とも名君とも言われている人物だけど、なるほどそれをこのように描きましたかと膝を打ちました。

古代中国、そして神話と人の混在する時代に興味のある方は、是非ご一読ください。



そして最大の謎ともいえる、主人公ふたりの、その行動や能力、何故そのような考え方をするのかは明かされぬまま。
次回作が待ち遠しいです！