概要
泡沫よ月が芽吹けど裏を立つかの幻は白雪の姫
私は半身の亡霊だ。
前世の記憶も、定かではない。
私に残されているのは、誰かを大切にしていたという詩の記憶と、掌に握られた淡い黄色の光を放つ宝石だけ。
月が満ち、水面に姿を現して、瀬と淵に淡い灯りが届いたとき、あなたの心に身を焦がして、繰り返す明日へとつながるのは、心を置き去りにした私だけ。
前世の記憶も、定かではない。
私に残されているのは、誰かを大切にしていたという詩の記憶と、掌に握られた淡い黄色の光を放つ宝石だけ。
月が満ち、水面に姿を現して、瀬と淵に淡い灯りが届いたとき、あなたの心に身を焦がして、繰り返す明日へとつながるのは、心を置き去りにした私だけ。
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