僕はこの短歌を読んで驚きました。こちらの作者様の作品は初見となりますが、ここに溢れるパワーにいきなり引き込まれました、いや、魅せられました。
説得力という言葉があります。
モノ書きであるならば、必ず必須とされる能力のひとつです。これは何も説得するのが上手いとかじゃないのです。「言葉に力がある」という意味のお話です。
こちらの作者さまは間違いなくその言葉に「力」がございます。筆力と書く時もありますが、より純粋に「力」と表現して差し支えないと思います。もう一つの言い方をすれば、「言葉に強い生命力が宿る」と僕は思いました。
強き言葉を持つ者が、激しさや悪意をもって使えば人を傷つけます。しかしこの作者様は「粋」に「美しく」言葉を紡がれます。面白く、楽しく、勢いを持って書かれたこの短歌の根底には「粋」で「美しい」想いが流れていると感じました。まあ、こんな事をかくのも無粋に思われる程「素敵」なのです。
だから、お勧めさせて頂きます。
まだお読みでない方、この次々と来るわんこそばみたいな楽しさを、存分に味わってみませんか? 読み終わりに笑顔になっている事、間違いなしです。
是非、宜しくお願い致します。