合わせ鏡

ハナミ

第1話合わせ鏡

わたしはあなたがダイスキ

合わせ鏡のもう1人のわたしは冷たい笑みで

信じた?笑える

映し出される

沢山の

わたし

大切なの

もう1人は

必要ない

わたしは不安で

どうでもいい

まるで

荊の蔦に巻かれた

わたし自身

沢山の血を流して

笑顔で幸せです

ほんとは

しんどい

合わせ鏡のわたしは

プラスしか言わない

辛いことは

飲み込む

瞳からは真紅の涙が

どうして?

人は

どんなに良い人でも悪口言われない人はいない

だから

鏡を合わせる

本音をぶちまける

言えないから

もう1人のわたしは

穏やかに

本当のわたしは

弱くて弱くて

なかなか

泣けなくて

鏡を鏡さん

魔法をかけて

明るいわたしに

辛い時に

話を聞いて欲しくなんかない

鏡を合わせる

2人のわたしが

大丈夫、だめ

鏡にむかってメイクする

可愛く

そして

明るい色のワンピース

ネイルして

お茶して

ダイスキな人に会いにいく

そして

鏡さん

鏡さん

元気になれるように

メイクして

髪を巻いて

合わせ鏡の中の

1番奥のわたしは

泣いてる

誰もいない

暗闇のなか

もう1人のわたしは

笑ってる

鏡よ鏡さん

素直になれる日はくるのかな?

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合わせ鏡 ハナミ @muneta

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