第36話 (終) 夏空のレイへの応援コメント
山田とり様、この度は(いえ、もう二か月以上も経ってしまいましたが)「ジュブナイルの里」へのご寄稿、有難うございました。狭義の青少年文学という意味でも、より広義の年齢層に捉われない読み物と言う意味でも、これぞジュブナイルと呼ぶべき神髄作品を愉しませて頂きました。真に胸を打たれるヒューマンな感動もあれば、クスッと抱きしめたくなる台詞の可笑しみがまた憎らしく、豆だいふくやカピバラやペンギンたちの愛らしさもいっぱいで、溢れ出る憧れや空想感まで堪能させて頂けました。
ただし、婦人用下着売り場に迷い込んでしまったおじさんのように、場違いな気恥ずかしさを覚えてしまうほど乙女チックな作品でもありました(笑)。視点が純粋に透き通り過ぎていますし、はこべが男を同じ人間として素直に受け入れ過ぎてしまっている感じですし(この年代の男にとっては女性は人間ではない何かです)、はこべと世里くんのイチャイチャも読むのが恥ずかしいです!
シリアスな後半では共感のあまりハグしたくなる瞬間と、作者の「地声」が出過ぎていて興ざめになってしまう場面が交差してしているようにも思えました。でも、素晴らしい!
ひとりで生れ、ひとりで死んで行くしかないのに、ひとりでは生きて行けない人間というものへの共感と慈しみが暖かく切なく胸に迫る作品でした。
簡単ですが年内に更新予定の「ストックブック」で一言ご紹介させて頂きます。
作者からの返信
お忙しい中での読了ありがとうございます。
私の中の中学生乙女が騒いで書いてしまった今作、羞恥心を呼び起こしてしまい申し訳ありません(笑)
元中学生男子視点の感想をありがたく受け止めたいと思います。
そして――作者の地声、というご指摘。おお、となりました。
思い入れがあるほどにダダ漏れるそれは、創作物として読む時には邪魔なもの。
密やかに作中に落としこめなかった拙さに恥じ入ります。
その点を今後改善できるよう注意していきたいと思います。
もろもろ乗り越えて丁寧に読んでいただいた上、「人間への共感と慈しみ」という過分なお言葉。そしてエッセイでのご紹介予定など、大変ありがたいです。
こんなに細やかな自主企画に参加させていただき、感謝にたえません。
本当にありがとうございました。
第10話 好きになるってへの応援コメント
友未先輩からご紹介いただきました、来冬邦子と申します。軽やかな会話が楽しいですね。それとカピバラの丁寧な描写が(あの固そうな毛ではモフモフ出来なそう笑)大変良かったです。また伺います。
作者からの返信
来冬さま、はじめまして。
カピバラ大好きな方ですね! ほぼワンシーンだけなのに読みに来ていただいてありがとうございます。
カピバラは近くで見た時に、なごみ系なのにモフみの薄い毛が印象に残ってしまい、こんな描写になりました。ご納得いただけましたでしょうか。
またお暇な時にお立ち寄りくださいませ。
第10話 好きになるってへの応援コメント
「ちょっと死んだことないから」と、「『ちょっと』は『わからない』にかかるの!」で吹き出しました。
カピバラ!カクヨムでカピバラ大好きな方を一名知っていますので宣伝しておきます。
作者からの返信
吹き出していただけた(* ̄∇ ̄*)
会話はなるべく軽くしたかったのですが、笑ったというコメントがなくて落ち込んでいたのです。
ありがとうございます!
第5話 雨は世界をへの応援コメント
「ジュヴナイルの里」へのご寄稿、ありがとうございました。
「うれしそうに目を細めるハムスターの背中をくりかえしなぞってやると、手のひらの上でテロンと手足を広げてしまった。」が、無茶苦茶可愛いです!それに、豆だいふくの思い残しが胸に染みました。
また読み継がせて頂きます。
作者からの返信
企画ありがとうございます。
参加後に忙しくなり、他の作品を全然拝見できておらず……申し訳なく思っております。
そんなですのにお目通しいただき、コメントまで嬉しいです。
ハムスターはうちの子がモデルです。いい子でした……( ;∀;)
この後には重苦しい展開もありますが、お時間ありましたらお付きあい下さいませ。
編集済
すこしまじめなあとがき (それと登場人物の名前のネタ)への応援コメント
揺れる揺れる中学生の心。
青く揺らめく水の中にいるような
そんな気持ちになる作品でした。
ふと、あちらに引き寄せられるのは
その人自身にも原因があるのかもしれない。
でも、力強く抗うすべが欲しい。
この世に繋ぎとめる誰かの手があって欲しい。
はこべと世理のように。
そんな誰かと出会えたら、幸せ。
不思議で綺麗な夢をみているような
そんな素敵な作品でした。
良いものを読ませていただきました。
作者からの返信
何者でもないからこその不安定さを、誰かが、何かがつなぎとめられたらと願います。
小説にまとめるにあたり、綺麗にしちゃったな、との思いもあります。
でも綺麗で素敵なモンだよ、生きるっていうのは。そんな気持ちです(笑)
たくさんのコメントと評価、そして最後までのお付きあいありがとうございました。
第22話 弱さ、強さへの応援コメント
おお。心象中学生、ギスギスしてる…
確かにしんどい年代だ。
妬んだり、蹴落としたり、八つ当たったり。
子供と大人のはざま。
わかってるようでわかってない。
友達とは感覚と本能で繋がっているような。
作者からの返信
特に女子が、きついんですよね( ノД`)…
第19話 約束したよねへの応援コメント
レイくん、もとい、セリくん。
やっぱり。
コマシだァ―――――――――――!!!
でも、亡くなった子なんですね。
ここはカクヨム。
婚約破棄が出て来たなら、
この際、転生やループや入れ替わりや何かで
何とかならないものか…
(↑忘れて下さい。おバカな独り言です)
作者からの返信
高らかにーッ、コマシ! いただきましたッ!
セリ、おまえぇぇっ! ホントどうしてこう育ったッ!
はッ、そうですね。ここはWeb小説の世界……ループしてやり直すなんて思いのまま……。
それは思いつきませんでした。
書き直す……?(´・c_・`)
編集済
第16話 なでしこの夢への応援コメント
撫子、この世に居場所がないと思ってたのかな。
少し前にも、まだ若いのに成功してるのに
フッと消えて行った芸能人、有名人がいたのを
思い出しました。
ハッキリした理由はわからない(世間には)
誹謗中傷…かもしれないし、そうでないかも。
はこべも苦しんでいたけど
残された人は辛い。
なんで…この世に残れないのかな。
残る価値を見い出せないのかな。
若い人の淡い絶望はやるせないです。
わかるようなわからないような…
ハッキリ理由があるから死んでいいとも
思わないのですが。
何でだろう。このモヤモヤは。
レイくんがいて良かった。
はこべが死ななくて良かった。
作者からの返信
なんでこんなモヤモヤする内容を扱ってしまったんだろう、と悩みました。
ふと死に取りつかれてしまうこと。あれは本当に説明がつかないと思います。
本人が辛いとか苦しいとか、周囲が何を残されてしまうのかとか。
よくわからないけれど書かなきゃな、となってしまったんです。
困ったもんだ。
やっぱり、生き抜いてくれた方が嬉しいですよね。
生きろ、はこべ!
第9話 ひとりきりのイルカへの応援コメント
ベルーガ!!!好きなんですー
つるんと背びれのない優しい姿。
つるん、にゅるるん、としてる。
大きいのに怖くない。
それにしても、
レイくんって…何気にモテそう。
作者からの返信
つるん、にゅるるん(笑)
大きくて可愛くて、いいですよねー!
ええ……ちょっとレイくんコマシかもですよね……。
どうしてこうなった。
編集済
第8話 その人は幽霊への応援コメント
トリさん、こんにちは。
お久しぶりですー
雨のち雨のレイ、続きを書かれていたのに
気づくのが遅れてしまいました。
玉響…この言葉は
不確かでユラユラして、
ちょっと怖くて魅惑的です。
このお話自体、雨や水族館や水に関係して、
まるで水の中にいるみたいで神秘的です。
レイくんは死んでいる…
はこべを助けた三人目か?と
ドキドキしています。
いったい何を思い出して欲しいんだろう。
作者からの返信
三寿木さま、いらっしゃいませ!
ごゆるりとご覧下さい。自分が書いている時って、ヨムに回れなかったりしますものね。
こちら春から梅雨の頃に構想していた話です。季節感に引きずられています(^ω^)
レイくんとはこべの行く末にドキドキして下さい!
第36話 (終) 夏空のレイへの応援コメント
遅れをとりカエル一生に何度目かの不覚(涙)
完結お疲れさまでした。難しい題材ながらしっかりトリワールド全開で、最後まで楽しめました。
カエルは難聴のため、こういう感情に刺さる音(声)の世界からかけ離れた十代を送っていました。なのでこの話はカエルの知らぬ非現実世界の妙なリアル感…が読んでいて興味深かったです!
作者からの返信
カエルさま、最後までお付きあいありがとうございます。
難聴……? なんと。
私の知らない経験をされてきたのですね。では教室での陰口などが耳に届きにくいということでしょうか。そうなるとこの物語そのものが非リアル……!
ものすごい盲点です。
考えてもいませんでした。まだまだだなあ。
それでも楽しめたと言っていただけて嬉しいです。
反応の少ない今作にコメントして下さって励まされました。
ありがとうございました!
すこしまじめなあとがき (それと登場人物の名前のネタ)への応援コメント
最後まで楽しませていただきました。
繊細なテーマを、きちんと向き合って読者へと渡してくれた物語だと思いました。
それぞれの心に寄り添いながら、分かり合えないこと、同じ感覚を他人に求めないことを思う、そうやってきちんと突き放してくれるバランス感覚がまた、ひとつ信頼できるところです。
読めてよかったと思います。ありがとうございます。
作者からの返信
特に女子なんて、群れないと不安で仕方なかったりするものです。そこをあえて一人ひとりが違うものだと突き放して書くことで、それでいいのだと感じてもらえたらなあ、と思います。
私も今となっては選択ぼっちをする強さを手に入れましたが、中学時代はつらかったので(笑)
読めてよかったとのお言葉で報われます。
最後までお付きあいありがとうございました。
第36話 (終) 夏空のレイへの応援コメント
あとがきを読む前に。
最初のふんわり、可愛いらしい、幻想的な雰囲気を続けつつも。
児童向けっぽい所から中学生くらいの多感でリアルな心情とままならないやり取り……いや、だからこそそのくらいの皆様に読んで欲しいとも。
面白かったです。
作者からの返信
女の子の柔らかさは残しつつ、この年代のかたくなさが描けていたら嬉しいです。
リアルな中学生さんに読んでもらえたら、どんな感想があるのでしょう。とても気になります。
最後までお付きあいありがとうございました!
第32話 許せない理由への応援コメント
許す許さないは当人同士のものですからね。
周りがなんやかんや言うのも違うし、許せる人間がえらいとかも違うし、ましてや周りの大人が勝手に決着ついたものとして「許してあげて」なんて言うのは、絶対に違うよなあと思ったり……
(すみません思いっきり私怨が混じってます)
作者からの返信
学校って「許してあげるのが偉い」をやってきますよね(私怨)。
いろいろあったのを思い出しつつ書きました……(遠い目)。
第32話 許せない理由への応援コメント
言ってしまったことは、なかったことにはできない。だから言ってしまった言葉には責任を持たなきゃいけないのに。まぁ、政治家や芸能人も失言で失脚するご時世ですから、あどけない十代の若者にそれを求めるのは無理なんでしょうけど。
ハコベちゃんがこの先大人になって、この頃をどう振り返るのだろう?とふと思ってしまいました。
作者からの返信
お互いに子どもですから。気持ちのままに言葉を投げつけて傷つけることもあれば、正論を振り回して傷つけることもありますね。
俯瞰して見ると、はこべの主張も尖っているなあと思います。もちろん大嶺さんも勝手すぎるんですが。
うまく立ち回ればという気持ちもありますが、今のはこべにはこんな言い方しかできないのです。担任からすると、空気読んでくれ、ですかね。担任藤田の気持ちもわかる……でもイラっとする……。
書いていて「こいつらさあ」となった場面でした。
第28話 助けてくれた人への応援コメント
東北震災で生き残った友人がいます。
震災の後に大病を患いいまだ回復せず、年に数回しか会えない人ですが、その人もいつも別れ際に笑顔で言うんですよね。
"生きているだけ丸もうけ、これ俺の好きな言葉なんだよねぇ"
なんか、思い出して会いたくなってしまいました(笑)
作者からの返信
そのご友人に年数回も会いに行かれるカエルさまが優しい!
なかなか時間がとれずに疎遠になってしまうものですから、そうして気にかけているだけで喜んでいただけているのではないでしょうか。
お元気になられるといいですね。
萩野先生的な飄々としたスタンス、私も好きなのですよ。
コメントありがとうございます。
第19話 約束したよねへの応援コメント
セリくんはハコべちゃんが好きなんだろうから、婚約破棄しようかと言われてちょっと悲しいというかショックなのかなーて微笑ましく感じたけど、違うのかな?
この後の思わせぶりな感じがちょっと気になりますね!
作者からの返信
セリくんの気持ちについては、おいおい描かれていきますです。
彼も自分が死んじゃってる、という点でいろいろ踏み出せずにいます……。
第16話 なでしこの夢への応援コメント
おはようございます。
なんか…荒井由美の『ひこうき曇』が頭の中をまわっています。
カエルは水星座なので、水が大好きです。雨は世界をめぐる水、って表現しびれますね~(^-^)
作者からの返信
空に憧れてしまってますか(笑)
水の循環は理科の範囲ですが、国語的に文章にするとこうなりました(*´σー`)エヘヘ
ズズイと最新話までお読みいただきありがとうございます!
編集済
すこしまじめなあとがき (それと登場人物の名前のネタ)への応援コメント
ここまで、読ませていただきました。
随分読むのが遅くなってしまい、すみませんでした……
人はひとり、どこまでいってもひとりというのは、私もよく思っています。それぞれに違いがあるのだから当然、とも。
そんな中でも、関わりたい、近づきたいと思った人と心を触れ合わせる。それは奇跡でもあり、素敵なことなのではないかと思います。
話がずれていたらすみません……とにかく私は、この物語を読んで、そのようなことを感じました。
とても深く、やさしく、綺麗な物語でした。ありがとうございました。
作者からの返信
遅いだなんて、とんでもありません。お時間いただいてしまい申し訳ないぐらいで。
究極はひとりぼっちだけれども、やはり人と関わることを諦めたくない。
とくに子ども時代に素敵な出会いがあれば、と願っています。
今はネットでいろいろ済んでしまいますしね。
そんな私の気持ちを汲んでいただけて嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。