遅れをとりカエル一生に何度目かの不覚(涙)
完結お疲れさまでした。難しい題材ながらしっかりトリワールド全開で、最後まで楽しめました。
カエルは難聴のため、こういう感情に刺さる音(声)の世界からかけ離れた十代を送っていました。なのでこの話はカエルの知らぬ非現実世界の妙なリアル感…が読んでいて興味深かったです!
作者からの返信
カエルさま、最後までお付きあいありがとうございます。
難聴……? なんと。
私の知らない経験をされてきたのですね。では教室での陰口などが耳に届きにくいということでしょうか。そうなるとこの物語そのものが非リアル……!
ものすごい盲点です。
考えてもいませんでした。まだまだだなあ。
それでも楽しめたと言っていただけて嬉しいです。
反応の少ない今作にコメントして下さって励まされました。
ありがとうございました!
あとがきを読む前に。
最初のふんわり、可愛いらしい、幻想的な雰囲気を続けつつも。
児童向けっぽい所から中学生くらいの多感でリアルな心情とままならないやり取り……いや、だからこそそのくらいの皆様に読んで欲しいとも。
面白かったです。
作者からの返信
女の子の柔らかさは残しつつ、この年代のかたくなさが描けていたら嬉しいです。
リアルな中学生さんに読んでもらえたら、どんな感想があるのでしょう。とても気になります。
最後までお付きあいありがとうございました!
山田とり様、この度は(いえ、もう二か月以上も経ってしまいましたが)「ジュブナイルの里」へのご寄稿、有難うございました。狭義の青少年文学という意味でも、より広義の年齢層に捉われない読み物と言う意味でも、これぞジュブナイルと呼ぶべき神髄作品を愉しませて頂きました。真に胸を打たれるヒューマンな感動もあれば、クスッと抱きしめたくなる台詞の可笑しみがまた憎らしく、豆だいふくやカピバラやペンギンたちの愛らしさもいっぱいで、溢れ出る憧れや空想感まで堪能させて頂けました。
ただし、婦人用下着売り場に迷い込んでしまったおじさんのように、場違いな気恥ずかしさを覚えてしまうほど乙女チックな作品でもありました(笑)。視点が純粋に透き通り過ぎていますし、はこべが男を同じ人間として素直に受け入れ過ぎてしまっている感じですし(この年代の男にとっては女性は人間ではない何かです)、はこべと世里くんのイチャイチャも読むのが恥ずかしいです!
シリアスな後半では共感のあまりハグしたくなる瞬間と、作者の「地声」が出過ぎていて興ざめになってしまう場面が交差してしているようにも思えました。でも、素晴らしい!
ひとりで生れ、ひとりで死んで行くしかないのに、ひとりでは生きて行けない人間というものへの共感と慈しみが暖かく切なく胸に迫る作品でした。
簡単ですが年内に更新予定の「ストックブック」で一言ご紹介させて頂きます。
作者からの返信
お忙しい中での読了ありがとうございます。
私の中の中学生乙女が騒いで書いてしまった今作、羞恥心を呼び起こしてしまい申し訳ありません(笑)
元中学生男子視点の感想をありがたく受け止めたいと思います。
そして――作者の地声、というご指摘。おお、となりました。
思い入れがあるほどにダダ漏れるそれは、創作物として読む時には邪魔なもの。
密やかに作中に落としこめなかった拙さに恥じ入ります。
その点を今後改善できるよう注意していきたいと思います。
もろもろ乗り越えて丁寧に読んでいただいた上、「人間への共感と慈しみ」という過分なお言葉。そしてエッセイでのご紹介予定など、大変ありがたいです。
こんなに細やかな自主企画に参加させていただき、感謝にたえません。
本当にありがとうございました。