ポラリステラ

ポラリステラ

おてがみを　もらってわたした　ゆめのなか　こころはわたしの　なかできらめく　

ねつを持つ　心はかわらず　ただ前を　見やる先に　くもなど有らず

はじをかき　道ばた石ころ　ぽんとけり　ころりと落ちた　側こうの穴

桜の木　色づき散りて　じゅうたんに　踏まれて黒く　汚い物だ

親友と　遊んで遊び　ただ遊び　なんと素晴らしき　我が人生

裏切りを　呪って怒り　道違え　進む先は　我も知らず

灰色の　景色を映す　我が眼　色無くしたるは　我が心なり

三か年　連れ立つ友は　有ったとて　空いた穴は　塞がりはせず

行く先を　決めるは我の　意のままに　しかし惑いて　舵輪は回らず

しるべ無き　海原往きし　旅船の　行く先知らず　霧霞

望む道　見えず探せず　とりあえず　適当に決めた　次の場所

新しき　夢を追う場所　惑う私　何をするべきか　分からない

下を向く　私に声を　掛けた君　上を向こうと　背中を押した

言の葉は　心に届く　あの時に　受け取った手紙　想い出す

何一つ　書かれていない　白手紙　それは私の　未来を示す

水先を　案内するは　夢人の　再び届けると　決めたお手紙

空を見る　目に映るのは　その向こう　黒き世界の　煌めく光

辛くとも　苦しくとも進む　辿り着く　その日を求め　止まる事なし

空を超え　大地を離れ　星超えて　目指すは極北　導をなす君

夢手紙　載せて進む　ステラリス　届ける貴方の　名前はポラリス