第7話 各勢力解説:魔道・天魔神教

『魔道』

天魔神教てんまじんきょう


天魔神教

本拠地・新疆しんきょう 十万大山じゅうまんたいざん

開祖・始天魔してんま

神物・聖火せいか天魔剣てんまけん

代表武功:天魔神功てんまじんこう阿修羅破天あしゅらはてん素手魔功そしゅまこう血手けっしゅ魔功・吸星大法きゅうせいだいほう


教徒は『神教しんきょう』と呼び、正派においては『魔教まきょう』と呼ばれる。魔気まきを根源とした『魔功まこう』を扱う。中国では拝火教はいかきょうと呼ばれるゾロアスター教の影響を受けた宗教団体で【聖火せいか】と【天魔てんま】を崇める。


天魔神教は、中原武林ちゅうげんぶりんであらぬ濡れ衣を着せられ、逃亡した者が始天魔の下へ集ったことから始まった。そのため、報復の意味でも、豊かな地を求める意味でも中原征服を宿願としている。

ただ作品によっては、天魔神教内に十二大世家と呼ばれる名門がある作品もある。


強者尊きょうしゃそん』を教理としており、最も強いものが教主の座に就く。教主となる者が始天魔の血を引く者であれば、聖火に選ばれた『神女しんにょ』を娶ることが多い。そうでない場合は、天魔の血を引く者を娶り血統を保つ。


『強者尊』の教理の通り、強さで序列を定めている。魔功を習得した者は魔人と呼ばれ、魔人の中でも特に強いものは魔頭と呼ばれることがある。


作品によっては悪の化身のように語られることが多いが、別の作品では極悪な魔人は一部だけであり、ほとんどは平凡な教徒であるとされる。


正派においては絶対的な悪であり、魔人であるというだけで『粛清』の二文字が出るほど。ただ作品によって、完全に断絶しており絶交状態であるモノと、程々の取り決めはできる程度に話が通じる場合がある。


完全に断絶している作品では、天魔はRPGのラスボスのように語られ、正派の達人が総出で挑戦する。


どのような作品であっても、天魔神教教祖きょうそあるいは天魔神教太上教祖たいじょうきょうそが【天下第一人てんかだいいちじん】と称されることが多い。

同時に天魔神教教祖の座に就いた者だけが習得できる【天魔神功】は、武林の歴史上においてもあらゆる神功絶学しんこうぜつがくを押しのけ、最も高い武学とされる。

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武侠小説あるいは武侠漫画における用語の解説 聖天 @se_san

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