つづきにつづく(未完成)
俺の前に誰かがいた
その人は失敗した
だけど無駄になったわけじゃない
きっとその意志は俺に受け継がれている
そう信じている
俺はその人を知らない
顔も名前も知らない
でも俺はその人から確かな影響を与えられている
そのはずだ
誰かが何かをしなければどうにもならない
何かをどうにかしたいなら誰かがなんとかしなければ
それが俺でなければならない理由はないけれど
俺はそれをしたいと思っている
だからそれなら俺から始めるべきなんだ
俺が続きを始めるべきだ
俺には俺の代わりが要る
俺がうまくやれなくても
次の誰かがうまくやってくれるかもしれない
その繰り返しでいつか理想の形になるかもしれない
たとえその時そこに俺がいなくても
構わない
俺は俺の仕事をしたい
俺が辿り着けなくとも
誰かが辿り着けるかもしれない
あるいはその次の誰かが辿り着けるかもしれない
もしかしたらその次の、その次の、その次の、
その次の––––
そしていつかどこかの誰かこそが辿り着くかもしれない
俺の前に誰かがいた
その人は失敗した
だけど無駄になったわけじゃない
きっとその意志は俺に受け継がれている
そう信じている
俺はその人を知らない
顔も名前も知らない
でも俺はその人から確かな影響を与えられている
そのはずだ
だからこそ俺は今こにいる
俺が辿り着けなくとも
誰かが辿り着けるかもしれない
あるいはその次の誰かが辿り着けるかもしれない
もしかしたらその次の、その次の、その次の、
その次の––––
そしていつかどこかの誰かこそが辿り着くかもしれない
そしてそのとき世界は変わるかもしれない
そしてみんなで幸せになれるかもしれない
そう信じている
信じている
#MINT 横谷昌資 @ycy21M38stc
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます